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ハバナ症候群 原因は指向性マイクロ波、米調査

中国とキューバに駐在していた米国の外交官が謎の神経性の症状に見舞われた問題に関し、米国科学アカデミーは、症状は「指向性マイクロ波エネルギー」が及ぼす影響と一致していると報告した。NBCニュースが伝えた。

調査では、マイクロ波が意図的なものか、武器によるものか結論づけなかった。報告書は、上院外交委員会および軍事委員会メンバーのジーン・シャヒーン(Jeanne Shaheen)上院議院(民主党 ニューハンプシャー)の求めで、議会に送られた。シャヒーン議員は声明で「これらの怪我は、非道な攻撃による結果であることを示している」と述べ、マイク・ポンペオ国務長官に、攻撃の原因を解明し、米国の公務員を保護するために何をしているか、外交委員会で説明を求めると発表した。

症状は、2016年から2017年にかけて在キューバの外交官や諜報員の間で確認されており、ハバナシンドロームとして報じられていた。外交官は、大きな音が聞こえ、頭部に圧力を感じた後、めまいや歩行障害、視覚障害などの症状を訴えた。2018年には中国に滞在する外交官とその家族など十数人が、同様の症状を訴えていた。

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報告書では「職員が報告した特徴的で激しい兆候や症状、所見の多くは、指向性パルス高周波エネルギーによる影響と一致している」とし、過去の「西側諸国やソビエトの情報源によって発表された研究」が、状況的な裏付けを提供していると説明しているという。

調査は、症状を説明するものとして、感染、化学物質、心理的要因、マイクロ波エネルギーの4つを可能性を検討したという。この上で、指向性パルス高周波エネルギーが「最も説明する上で妥当なメカニズムのようだ」とした。しかし、他の要素を排除することはできず、さらなる研究が必要だとしている。

調査を求めた国務省は報告書について、原因は「推測のまま」と述べ、現在も調査を続行していると、NBCに回答した。

同様の被害はモスクワを訪問したCIA職員からも報告されており、ニューヨークタイムズは今年、CIAのロシア分析担当や外部の科学者の一部は、脳に障害を引き起こす武器や、北京およびハバナと米国の利害といった点から、ロシアが関与している可能性が高いとみていると伝えていた。

先週公表された国防権限法案(NDAA)には、影響を受けた政府職員と家族に対する長期的な救急医療給付を拡大するシャヒーン議員の文言が盛り込まれているという。

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