セクハラ暴露の映画プロデューサー ハーヴェイ・ワインスタイン解雇へ

ワインスタイン・カンパニー(The Weinstein Company、TWC)は、長年にわたり、女優や従業員にセクハラ行為を繰り返していたと報じられていたハーヴェイ・ワインスタイン氏の(Harvey Weinstein)の解雇を発表した。
解雇通告は、即時効力を持ち、ワインスタイン氏は、2005年に弟のボブ・ワインスタイン氏(Bob Weinstein)と共に設立した自らの社を去ることとなった。

5日、ニューヨークタイムズ紙は、ワインスタイン氏が、30年以上にわたり、女優のアシュレイ・ジャッドさん(Ashley Judd)やローズ・マッゴーワン(Rose McGowan)さん、従業員やモデルらにセクハラ行為を行っていたと報道。少なくとも8人の女性に和解金が支払われたことを報道していた。

報道を受け、TWCは緊急の役員会議を実施。6日、全役員のうち3分の1の役員の辞任を発表。
外部弁護士を雇い入れ、事件を調査する間、ワインスタイン氏は休職するとの発表を行った。

一方のワインスタイン氏は、セクハラの事実を認め、謝罪声明をNYタイムズ紙に送付。
その後、2人の弁護士を雇い(うち1人は7日に辞任)、記事は噂や会社から盗まれた人事ファイルを元に書かれており、事実と異なるとして、提訴の構えを見せていた。

8日に、NYタイムズが、残った4人の役員のうちの1人、ランス・マエロフ(Lance Maerov)氏にインタビューを行ったところ、ワインスタイン氏は、前週に、いくつかの点において、会社の規約に違反する行為があったという。マエロフ氏は、8日夜、電子メールでワインスタイン氏に会社との契約終了を通告したという。
この決定は、マエロフ氏、ボブ・ワインスタイン氏、リチャード・コーニグスバーグ氏(Richard Koenigsberg)氏、タラク・アマー氏(Tarak Ben Ammar)、ポール・チュードー・ジョーンズ氏(Paul Tudor Jones)によって行われたと報道している。

ハーヴェイ・ワインスタイン氏のキャリア

ニューヨークのクイーンズ生まれ。ハーヴェイ・ワインスタイン氏は、弟のボブ・ワインスタイン氏とともに、ミラマックス(Miramax)を設立。「パルプ・フィクション」(Pulp Fiction)、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(Good Will Hunting)、「トレインスポッティング」などの大ヒットインディー系映画を世に送り出してきた。
1933年にディズニーが、ミラマックスを買収。2005年にワインスタイン兄弟は「ワインスタイン・カンパニー」(The Weinstein Company)を設立。「英国王のスピーチ」(The King’s Speech)や、「ジャンゴ 繋がれざる者」(Django Unchained)、「世界にひとつのプレイブック」(Silver Linings Playbook)などを製作。これまでに6つの作品で作品賞を受賞している。

大物プロデューサー ハーヴェイワインスタイン 30年間セクハラ行為

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