第60回グラミー賞ニューヨークでの開催決定

777

以前からニューヨークでの開催が噂されていた2018年のグラミー賞(Grammy Awards)。本日ニューヨーク市が公式に、第60回グラミー賞をマディソンスクエアガーデン(Madison Square Garden)で行うと発表した。ニューヨークでのグラミー賞開催は、2003年以来、15年ぶりとなる。

madison square garden
©mashupNY

ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、「音楽界で最大のイベントが、世界で最も偉大な街に戻ってくるなんて、信じられないほど、エキサイティングだ。」と声明を発表した。

自由の女神も祝福!

開催決定のアナウンスと同時に、映画監督のスパイク・リー(Spike Lee)とクリエイティブエージェンシーTBWA\Chiat\Dayが共同で作成したプロモーションビデオも公開。

Advertisement

アポロシアターや、チェルシーホテル、カーネギホール、IMAGINEのモザイクなどを背景に、トニー・ベネット、シンディーローパー、ジョーン・ジェットなどの有名アーティストが登場している。

ニューヨークタイムズによると、NYでの開催については、昨年の2月から、市の「Media and Entertainment(メディア&エンターテイメント)」の責任者であるJulie Menin氏が、主催団体のThe Recording Academy(レコーディング・アカデミー)と交渉を進めていた。

市長は、Menin氏を責任者に指名した時より、市のポートフォリオに音楽、出版、広告、デジタルメディアを加えており、彼女は、音楽産業が市に与えるインパクトについて研究し、働きかけを行ってきた。
彼女の最大の使命は、ニューヨークで再びグラミー賞を開催することだったという。グラミー賞の開催は、1週間を通じて開催されるカンファレンスや、業界のイベント等で多くのメリットがあると発表されている。
Micronomics A SourceHOV Companyの研究によると、2014年開催のグラミー賞は、ロサンゼルスに、8200万ドル(約83億円)の利益をもたらしたという。また、同時期に観光客らがもたらす経済効果を加えると、合計で2億ドル(約220億円)の収益があるとされている。

第60回グラミー賞の授賞式は、2018年1月28日(日)に開催され、米国ではCBS他、全世界で放送される。