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中止から一転。米同時多発テロ事件「追悼の光」点灯へ

ニューヨーク州のクオモ知事は15日、米同時多発テロ事件の犠牲者をしのぶ光のインスタレーション「追悼の光」(The Tribute in Light)を点灯すると発表した。

9/11メモリアル&ミュージアムは2日前、新型コロナウイルスに関連する安全上の懸念から、今年は実施を見送ると発表。代わりに、市内の建物をブルーで照らす新たなライトアップ計画「Tribute in Lights」を実施する計画を明らかにした。この決定に対し、批判が多く寄せられ、非営利団体などが再検討を求めていた。

クオモ氏は「9/11の英雄を称えることは大切な伝統だ。ツインタワーの光は希望や回復、未来への望みを示す。また#NewYorkToughをビジュアルで表したものだ。」と重要性を語った。装置を安全に設置できるよう、医療関係者と監督者を派遣すると発表している。
またマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)元ニューヨーク市長が点灯に協力したとして、感謝を述べた。

今年は、2011年9月11日のテロ攻撃から19年目を迎える。追悼の光は、事件発生から半年後の2002年3月11日に初めて点灯した。その後は毎年9月11日に実施されてきた。
遺族が犠牲者の名前を読み上げるグラウンド・ゼロの式典は中止が発表されており、当日は事前に収録されたものが放映される。

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