ジュリアーニ氏 大統領認定の時間稼ぎを画策したが…

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選挙結果を認定する両院合同会議に関して、トランプ弁護団のルディ・ジュリアーニ氏が、トミー・タバービル上院議員(アラバマ)に、できるだけ時間稼ぎをするよう求めていたことがわかった。Dispatchが、ジュリアーニ氏が留守電に残したメッセージを入手し、公開した。

タバービル議員は11月の選挙で初当選を果たした。会議に先立ち、テッド・クルーズ議員(テキサス)とともに、合同会議で異議を申し立てる意向を示していた。

ジュリアーニ氏が電話をしたのは6日の午後7時頃。「これらの州議会から君たちにもっと多くの情報を提供してもらうために」会議を遅らせる方法について話がしたいと切り出し、続けて「8時に再招集するのはわかっているが、われわれがとることができる戦略は、理想的には明日の終わりまで持ち越すよう、たくさんの州に異議を唱えて、問題を提起することだ」と伝えた。

午後1時にスタートした合同会議は、トランプサポーターらが議事堂に乱入ししたため、一時中断し、議員らは退避を余儀なくされた。騒動で4人が死亡したと報じられている。

会議は午後8時に再開した。

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ジュリアーニ氏は、共和党上院トップのミッチ・マコーネル氏が会議を早めようとしており、異議を唱える公平な機会を与えていないと主張。「彼は、われわれが異議を唱える州を3州にしようとしているが、われわれが反対しようとしているのは10州ある」と語った。「あなたが下院議員と一緒にすべての州に異議を申し立てて、すべての州で審議ができるなら」などと語り、いつでも折り返すよう伝えて電話を終えた。

時間を稼ぐことで、どのような勝算があるのか電話だけでははっきりとしないが、問題が一つ。留守電はタバービル議員のものではなく、別の上院議員のものだった。