GAP カニエ・エウストとのパートナーシップ発表 株価一時40%上昇

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ギャップとカニエ・ウエストは26日、パートナーシップを結び、新ライン「イージー・ギャップ(YEEZY GAP)」を立ち上げると発表した。2021年前半に販売をスタートする。

商品は、カニエ・ウエストのディレクションの下、イージー・デザイン・スタジオが開発。男性、女性、子供向けに手頃な価格帯の商品を提供する。

ニューヨークタイムズは、交渉に詳しい人物の話として、両者が10年間の契約に同意したと報じた。契約には、5年後に更新するオプションが含まれており、ギャップは5年後に、新ラインが年商10億ドルに成長することを期待しているという。なお、ギャップブランドの昨年の全世界の売り上げは46億ドルだった。

パートナーシップの発表後、ギャップの株価は一時40%近く上昇。1日の上昇幅として1980年代以来最大を記録した。

ギャップは昨年2月、2年間で230店舗を閉鎖する計画が報じられた。さらに今年は、新型コロナウイルスの影響から株価が低迷。昨日の終値は年初に比べて40%以上低下していた。

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10代にギャップで働いていた経験のあるカニエ・ウエストは、かねてから同社に関心が高く、2015年のインタビューでは、ギャップのスティーブ・ジョブズになりたいと語ったほか、クリエイティブ・ディレクターのトップになることを夢みたこともあったという。

提携の発表後、妻のキム・カーダシアン・ウエストはツイッターで「カニエを知っている人なら、ギャップとイージーが彼にどれほどの意味があるか知っているでしょう。このパートナーシップは、彼の夢が実現することです。彼を大変誇りに思います。」と喜びを語った。