今年米国で大ヒットした映画「ワンダーウーマン」(Wonder Woman)主役のガル・ガドット(Gal Gadot)は、セクハラ疑惑が浮上している映画プロデューサー、ブレット・ラトナー(Brett Ratner)を続編の製作から外れない場合は、次回作の出演契約に署名しない意向であると、ニューヨークポスト紙のPage Sixが報じた。
EXCLUSIVE: Gal Gadot will only sign on for a "Wonder Woman" sequel if accused sexual harasser Brett Ratner is completely removed from the franchise https://t.co/Rh5oDUApVg
— Page Six (@PageSix) 2017年11月11日
ラトナーの製作会社、ラットパック=デューン・エンターテイメント(RatPac-Dune Entertainment)は、ワーナー・ブラザース(Warner Bros)と共同融資契約により「ワンダーウーマン」を製作している。
「ワンダーウーマン」は、米国で女性監督作品の史上最高オープニング成績を記録し、海外での興行収入が4億ドルを超える大ヒット作品となった。
ハリウッドの情報源がPage Sixに語ったところによると、「ガドットは、ラトナーのような人を打ちのめすのに、最も効果のある方法はその資金だと分かっています。また、この件に関しては、ワーナーが彼女の側につくということも知っています。」とし、「彼らは、女性をエンパワーメントすることを描いた映画を、セクハラ行為を働いた男性が調達したお金で、製作することはできないのです。」と語っている。
先週、ワーナーは、オリヴィア・マン(Olivia Munn)や、ナターシャ・ヘンストリッジ(Natasha Henstridge)らの女優が、ラトナー氏によるセクハラ被害を訴えたことを受け、彼との関係を解除すると発表していた。
Page Sixの報道に対して、ガドット氏とラトナー氏はコメントしていない。また、ワーナーの担当者は嘘だとしている。
ガル・ガドットを支持する声が相次ぐ
この報道に対し、ガル・ガドットの行為を支持する人のコメントが相次いだ。
「権力を握った立場の男性は、それで女性を餌食にするけど、女性の場合は、それを正義やポジティブな社会へと変化をもたらすために、その権力を行使するのよ。よくやったわ!」
A man in a position of power uses it to prey on women. A woman in a position of power uses it to serve justice and enact positive social change. Well done!
— Frasier6869 (@Frasier6869) 2017年11月11日
「これぞ我が人生で待ち望んでいたパワーシフトね。」
This is the shift in power I’ve been waiting for my whole life! #WonderWoman
— Amy Kamin (@kamin4) 2017年11月11日
「これが理由で彼女が出演しないなら、私は続編を観ないわ。ほとんどの女性は、ガルの代わりに出る女優をサポートしないはずよ。
I would never see another Wonder Woman movie if she were ousted for this reason. I'm pretty sure I can safely say most women would not support any other actress replacing Gal.
— Crystal Sunshine (@CrystalSCinco) 2017年11月12日
get him OUT pic.twitter.com/8QB0GgyVfU
— extrala (@sliickslack) 2017年11月11日
9月には、パティ・ジェンキンス監督の「ワンダーウーマン」続編の続投が決定している。