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ワクチン接種で大麻無料 マリファナ記念日に大行列 NY市

マリファナ記念日の20日、ニューヨーク市のユニオンスクエアパークではワクチンを接種した21歳以上の成人に、無料でマリファナを提供するイベントが開催された。ニューヨーク州は先月、嗜好用マリファナ(大麻)を合法化した。

「Joints For Jabs」と名付けられたイベントは午前11時からスタート。20度を超える暖かい日、公園の外まで大行列ができた。

イベントを主催したのはエイズの活動家団体ACT UP NY。オーガナイザーは、クリスピークリームドーナツのプロモーションに着想を得たと語っている。
クリスピークリームは先月、ワクチン接種カードを持参した人に無料でドーナツを提供すると発表し、話題となった。

マリファナ柄のスーツ姿で、マリファナを配布するのはトッド・ヒンデン(Todd Hinden)氏。ヒンデン氏はこの日のために、2,000本のマリファナを用意したという。午後4時20分にはカウントダウンを行い、マリファナの日を祝った。

マリファナ ニューヨーク
mashupNY
マリファナ ニューヨーク
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近くにあるワシントンスクエアパークにも大勢が訪れ、記念日を祝った。午後5時頃、ジョージ・フロイド氏暴行事件の元警官デレク・ショービン被告の有罪評決が下ると、一部からは歓声が上がった。

マリファナ ニューヨーク
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タイムズスクエアの電光掲示板にも420を祝う広告が掲示された。

ニューヨーク州のクオモ知事は今年3月、嗜好用マリファナの合法化法案に署名した。
改定後の法律では、21歳以上の成人は、屋外で3オンス(約85グラム)まで、合法的に所持できる(ちなみに、マリファナはタバコと同様、公共の場での吸引を禁じており、公園での使用も禁止されている)。

なぜ4月20日?

4月20日がマリファナ記念日となった明確な理由は明らかになっていない。
ハイタイムズの元編集者スティーブン・ヘイガー氏は、1970年代にカリフォルニア州の高校生が初めた儀式が起源だとニューヨークタイムズに語っている。
高校生は毎日4時20分にマリファナを吸っており、420はマリファナの隠語として広まった。420を日付に変えた4月20日が、マリファナを祝う日になったという。

Voxによると、420はカリフォルニア州警察のマリファナのコードや刑法という説もあるが、実証されていない。またマリファナには、420の活性物質が含まれる(実際は500近いという)という話や、1939年の短編小説「In the Walls of Eryx」が起源など諸説が入り乱れているという。

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