ホーム ニュース 「現実ではない!」Foxニ...

「現実ではない!」Foxニュース司会者 タイム誌のイラストに激怒

米タイム誌の次号のデザインに対し、Foxニュースの司会者ハリス・フォークナー(Harris Faulkner)氏は、「現実と異なる」と憤慨した。

「これはシアトルの執務室か?BLMかアンティファがやってきたのか?」というツイッターのコメントを紹介しつつ、「私たちの国は、真実を大事にするものだと思っていた」と述べ、「メインストリームのメディアが、これが完全に嘘だと批判する度胸があるか見ましょう」と挑発的に語った。

表紙には、「就任初日」とキャプションが付けられ、荒れ果てた執務室のイラストが描かれている。議事堂の乱入者のものと見られるメガホンやMAGAハット、落書きに加え、机の上にはトランプ氏の好物のマックポテトの食べ残しや書類が散乱。バイデン新大統領は、燃え盛る外の様子を眺めている。前政権が残していった混乱と、新政権の波乱の幕開けを感じさせる。

- Advertisement -

Voxのアーロン・ルーパー氏は「風刺というものを知らないようだ」と皮肉交じりにFoxニュースの動画をシェアした。

ライターのドン・ウィンズロウ氏は「あなたがFoxのために働いているなら、”事実”について話すことはないだろう」とチクリ。「タイムの表紙の風刺画は、1923年の創刊時からの伝統の一部だ」と指摘した

ネットユーザーの中には「Foxニュースが真実を気にかけているなんて(笑)」「リアルじゃないのは、あなたのアイラッシュの方だ」と揶揄する声が上がる一方、「米国のメディアはどちらかに寄り過ぎだ。誰の得にもならない」と業界のカルチャーを非難する声も寄せられている。

同局の一部の司会者は大統領選挙後、ルディ・ジュリアーニ氏やシドニー・パウエル氏などトランプ陣営の弁護士を繰り返しゲストに招き、選挙不正に関する誤った情報を報じた。
攻撃の標的となった投票システム企業は12月、Foxニュースに対し、組織的な偽情報キャンペーンを展開したとして、放送内容の撤回を求めるとともに、法的措置を講じる姿勢を示した。
Foxニュースはその後、スマートマティックのソフトウエアについて、票が改ざんされるなどの不正を否定する専門家のインタビューを放送した

トランプ氏のタイム誌へのこだわり

トランプ氏のタイム誌へのこだわりは人一倍強い。2017年には「今年15回表紙を飾り、タイムの歴史の中で最も多い」と自慢していた(実際は11回だった)。なお、これまで最も多く表紙を飾ったのは、ニクソン元大統領で、毎年恒例の「今年の人」を含めると55回掲載されている。トランプ氏は、現時点で35回だという。

またトランプ氏は、2017年の「今年の人」について、写真撮影やインタビューに応じる時間がないことを理由に「今年はパスする」と一方的に辞退を表明した。これに対しタイム誌は、トランプ氏は選出方法について理解していないようだと反論した。

さらに同年、トランプ氏が自身の顔写真入りのタイムの表紙を捏造し、トランプオーガニゼーションの複数のゴルフクラブに掲示していたことがワシントンポスト紙の報道で明らかになり、大きな話題となった。

ゴルフ場に飾られていたカバー写真は、フェイクであることが判明

あなたにおすすめ

TOP STORIES