Foxニュース司会者「最高の就任演説」バイデン氏を賞賛

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20日、民主党のジョー・バイデン氏(78)は第46代米大統領に就任した。Foxニュースの司会者クリス・ウォレス(Chris Wallace)氏は、「1961年のジョン・F・ケネディ以来、就任演説を聴き続けているが、これまでで最高のスピーチだった」と賞賛した。

ウォレス氏は演説について「バイデン氏は、”民主主義が勝ち、私たちがそれを乗り越えることができた”と語っている。さらに”統一した国家になるには、白人至上主義や国内テロリストに立ち向かい、打ち勝たなければならない。そして、全身全霊で人々を団結させる”と述べた」と言及しつつ、演説は2週間前の議事堂襲撃事件を反映したもので、「就任演説というよりは、アメリカ国民に対する叱咤激励に近い」と指摘した。

さらに「バイデン氏は、”私たちは、平和的に異議を唱える権利があるが、不一致が分裂を招くのとは異なる”と語った。それは”よりよい天使”への呼びかけだ」と述べた。

「バイデン氏は、”真実のほかに、権力や利益のための嘘がある”と述べたが、メディアはこれを理解しなければならない。これは、われわれ全員への呼びかけだ。私たちは真実に基づく事実を扱わなければならない」と語った。

また「バイデン氏は、”お互いの意見を聞き、異議を唱える権利はあるが、暴力の権利はない”と非難した。今後、レトリックを行動に変えなければならないが、素晴らしいスタートだと思う」と評価した。

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バイデン氏は20分間に渡るスピーチで、「米国は歴史的な危機に直面している。団結への挑戦は、前進するための道筋だ。そうすれば、失敗に陥ることはないと確信している」と述べ、「お互いに耳を傾け、敬意を示そう」と呼びかけた。