ジムで暴漢に襲われた女性、恐怖の体験振り返る「諦めないで」と助言

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フロリダ州のジムで、襲いかかってきた男に勇敢に立ち向かった女性が、その時の体験を語り、反響を呼んでいる。

体験をシェアしたのは、看護学校に通うナシャーリ・アルマさん(24)。先月22日、自宅のあるアパートの1階に併設されたジムで、1人でエクササイズをしていたところ、外にいた男がドアをノックしたため、鍵を忘れたのかと思い、招き入れた。

その後運動を続けたが、しばらくすると男が接近してきたため、力強く押して、逃げようと試みた。男はその後も執拗に追いかけ、ある時点で押し倒されたが、必死に抵抗の末、逃げることに成功した。

地元の保安局事務所が15日に公開した映像には、勇敢に立ち向かい、激しく抵抗するアルマさんの姿が映っている。

アルマさんは動画の中で「私からのアドバイスは、決してあきらめないこと。両親はいつも、何でも諦めてはいけないと言ってきた」と述べた上で、「あなたが諦めずに反撃し、自分が強く、生き残るために戦うことができると示せば、逃げることが可能だと思う」と助言を送った。

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チャド・クロニスター保安官は「彼女の体験は、他の女性にインスピレーションを与えるものだ」と話し、「前に進み出てきてくれて嬉しい」と語った。

アルマさんはその後、TMZのインタビューで「多くの人々から支援の言葉や温かいメッセージをもらい、最高の気分だ」と明かした。

押し倒された際、携帯電話で、男の頭や顔を殴って抵抗したほか、男がチョークホールドをしようとしたが、何とかすり抜け、顔にエルボーを加え、髭を掴んだりした後、体をひねって立ち上がったと格闘の様子を説明。この事件によってPTSDを患い、より用心深くなったと述べつつ、ジムに行ったり好きなことをしたりすることは止めないだろうと語っている。

なお、ヒズボロ郡保安官事務所は、事件発生から24時間以内にザビエル・トーマス・ジョーンズ容疑者(25)を、性的暴行や不法監禁、誘拐などの容疑で逮捕した。