NYラガーディア航空など米主要航空で離発着遅れ 政府一部閉鎖で

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Laguardia Airport
Sorbis/Shutterstock.com

ニューヨークやニュージャージー、フィラデルフィアなど米北東部の主要な空港で、航空交通管制部スタッフの不足により、航空便の遅れが生じていることが分かった。ジャクソンヴィル(Jacksonville)や、ワシントンDCなどでは、連邦航空局(FAA)による飛行禁止命令が出された。

航空交通管制部の職員不足は、昨年末から続く米政府機関一部閉鎖の影響によるもので、病欠休暇の増加が影響を及ぼしている。金曜日で、政府閉鎖は35日目となり、職員は一時帰休となるか、勤務していても給与は支払われていない。

FAAによると、ラガーディアでは出発便に15分から30分の遅れ、ニューアーク・リバティーとフィラデルフィア国際空港は1時間から1時間15分の遅れが生じている。JFKについては、今のところ影響はない。これらの地域は、世界で最も発着回数が多く、米国内の航空会社の約20%の乗客が北東部の空港を利用している。最新の状況については、FAAの公式サイトで確認できる。

航空交通管制連盟のトリッシュ・ギルバート(Trish Gilbert)上級副社長は、政府の一部閉鎖を「無謀だ」と非難。「自宅待機の人々への支援構造がなければ、この複雑なシステムを運営し続けことはできない。既に職員は不足しており、航空交通管制部の職員にもストレスを与えている。職員は夜間も不眠で業務を行っており、我々は彼らが業務に対応できないことを懸念している。」とCNNに述べた。


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