大統領選ロシア疑惑で初の訴追 週明けに身柄拘束か

CNNは28日、ロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官が捜査を担う2016年大統領選へのロシア介入疑惑に関し、容疑者が訴追され、大陪審が認めたことを報じた。訴追された人物や人数、容疑については、明かされていない。
訴追された人物は、早ければ、週明けに身柄が拘束される可能性があるという。

モラー特別検察官は、前FBI長官のジェームズ・コミー(ジェームズ・コミー)氏が大統領により解任された今年5月、ロッド・ローゼンスタイン(Rod Rosenstein)司法副長官によって任命された。捜査範囲は、ロシアの大統領選介入疑惑、トランプ陣営とロシアのつながり、または共謀、さらに捜査過程で浮かんだいかなる件、と広範囲に及ぶ。捜査対象者は、選対本部長だったポール・マナフォート(Paul Manafort)氏やマイケル・フリン(Michael Flynn)前大統領補佐官などの名前が、度々メディアで取り上げれたきた。

CNNの報道後の29日早朝、トランプ大統領はロシア捜査に関する一連のツイートを配信。ヒラリー・クリントン氏のウラン取引に関する疑惑や私的メール問題に再度触れたほか、改めて疑惑を魔女狩りと呼ぶなど、不満を露わにした。

また、日曜日には様々な政治家がメディアに登場し、大統領選ロシア介入疑惑に関する初の訴追について、コメントした。

トランプ支持者であるニュージャージー州のクリス・クリスティ知事は、ABCの「This Week」とCBSの「Face the Nation」に出演。大陪審の情報がリークされたことは、犯罪行為となりうると述べ「大陪審の秘密性は捜査の有効性を保つ上で大変重要だ」と警告した。また、大統領は捜査対象になっていないことを強調し、大統領は特別検察官に全面的に協力していると語った。

オハイオ州の上院共和党議員ロブ. ポートマンはNBCの「Meet The Press」に出演。ロシア介入捜査の大統領の反応に触れ「あまりに守ろうとしている」と述べ、「ロシアがわが国の選挙に介入したという侮辱的な出来事にもっと焦点をあてるべきだ」と語った。

なお、ロシア介入疑惑捜査への対応を担当するホワイトハウスの弁護士、タイ・コブ氏は大統領のツイートは「特別検察官の捜査となんら関係がない」と述べ、ホワイトハウスは捜査に引き続き協力していると述べた。