ニューヨーク市警察官の自殺相次ぐ。2ケ月間で5人目

ニューヨーク市警察(NYPD)は27日、スタテン島で巡査部長が拳銃で自殺を図り、死亡したことを明らかにした。

NYポストによると、同僚がブルックリンの職場に現れない巡査部長を心配し、スタテン島のリッチモンドタウンの自宅を確認したところ、午後2時頃に死亡した状態で発見された。名前などは公表されていない。

NYPDでは警察官の自殺が相次いでおり、今年に入り7人目、この2ケ月間で5人目となる。
ジェームズ・オニール(James O’Neill)警察委員長は6月に、警官の自殺について「メンタルヘルスの危機」とし、対策を発表した

オニール警察委員長は今回の自殺を受け、NYPDの全警察官に対し声明を発表した。「不安定に感じたり、困難に直面していたり、助けを求めることは、何ら問題ではない。みなさんは、このことを知らず、想像し難いかもしれないが、あなたは1人ではない。考えているよりもより多くの仲間が、あなたと同じように疑念や恐れ、困難を抱えている。助けを求めること、問題を語ること、頼る場所が必要なことを認めることも強さだ。恥ずべきことではない。あなたが必要としそれに値する支援と助けを提供することを約束する。」

ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、「これ以上悲劇を続けることはできない。これ以上警官の命を失うことはできない。もう戻ることのない愛する人を待ち続ける両親や配偶者、子供達を放っておくことはできない。」と述べ「もしあなたや、愛する人が困っている場合、助けを求めて欲しい。」とホットラインの番号を改めて公表した。

PIX11によると、慈善団体のレダーマン家族基金(Ruderman Family Foundation)が2018年に実施した調査では、警官や消防士は、職務中よりも自殺による死亡の可能性が高いという。恥や不名誉などの履歴が残るなどの理由から、ファーストレスポンダーは、メンタルヘルスのサービスを受けることへの障壁があるとしている。