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米FBI、NY州クオモ知事の老人ホーム対応の調査に着手

米連邦捜査局(FBI)とブルックリンの連邦検察が、高齢者施設の扱いを含むニューヨーク州のクオモ政権の新型コロナウイルスの対応について、調査に着手した。地元メディアAlbany Times-Unionが報じた。

事情を知る人物によると、連邦検察官の調査は初期段階で、クオモ氏の新型コロナウイルス対策チームのメンバーに焦点を当てているという。メンバーには、ハワード・ザッカー(Howard Zucker)保健局長や、主任補佐官のメリッサ・デローサ(Melissa DeRosa)氏などが含まれる。

NBCニュースによると、南部地区連邦検事局には、デローサ氏の義理の母オードリー・ストラウス(Audrey Strauss)検事が在職しているため、ブルックリンの連邦検事局が同件を扱うという。

FBIとブルックリンの連邦検事局、南部地区の連邦検事局の各広報担当者は、コメントを差し控えると回答した。

クオモ氏の上級顧問Rich Azzopardi氏は声明で「すでに公表している通り、司法省はわれわれの調査を何カ月も行ってきた。これまで協力しており、今後も同様にする」と発表した。

死者数を隠蔽した疑惑が浮上

老人ホームの死者数の公表を巡り、クオモ政権に隠蔽の意図があったのではないかとの疑惑が浮上している。

老人ホームでの死者数には、施設から病院に入院した後に死亡した人数を含まれておらず、昨年から過少評価を指摘する声が上がっていた。

レティシア・ジェームズ州司法長官は先月28日、老人ホームにおける新型コロナウイルスへの対応に関する報告書で、州保健局のデータよりも50%以上多い死者が出ている可能性があると発表した。

その後保健局は、初めて合計数字を発表。8,711人から15,049人へと数字を修正した。

先週デローサ氏が、民主党トップの州議会議員との非公開の会議の中で、データがトランプ政権に政治利用されることを懸念し、州議会への提供を「凍結した」と話していたことが判明し、隠蔽の疑惑が浮上した。

これに対し、クオモ氏は15日の記者会見で、死者数に関する州議会へのデータの提供が遅れたことを認め、市民やメディアからの要求を「優先」するべきだったと語った。一方で、州議会への対応が遅れた理由に関しては「キャパシティの問題」と述べ、隠蔽の意図を否定した。

問題視されている3月25日に発行したガイダンスに関しては、米疾病対策センターおよびCMS(メディケア・ メディケイド・サービス・センター)の指針に従ったものだと説明。老人ホームでの感染拡大は、病院から退院した患者ではなく、職員によるものだと述べた。

ニューヨークタイムズによると、州議会は年初より、災害緊急事態の対応としてクオモ氏に付与された緊急権限を、制限する協議を行ってきた。
疑惑の浮上を受け、州保健委員会の委員長、グスタボ・リベラ(Gustavo Rivera)州上院議員(民主党)は、すぐにでも協議を再開し、行動を起こすべきだと語っている。

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