FBI ゲイツ議員の元恋人に捜査協力を依頼か

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マット・ゲイツ下院議員(フロリダ・共和党)の捜査に関し、連邦捜査官はゲイツ議員の元恋人に協力を求めているという。CNNが情報筋の話として報じた

司法省は、ゲイツ議員が、未成年と性行為をした疑いや、性的人身取引を規制する連邦法に違反した可能性について捜査を進めている。

元恋人は過去に共和党連邦議員の事務所でインターンをしており、現在はフロリダ州政府で働いている。捜査の焦点の一つである2018年のゲイツ議員のバハマ旅行に同行していたという。

CBSは先月、2018年暮れまたは2019年初旬に、ゲイツ議員が知人らとともに、エスコートを連れてバハマ旅行していたと報じていた。

女性は、FBIが入手した複数の金銭の決済にも関与しており、捜査員らは、これらの決済について、ゲイツ議員がどれほど知っていたかについて追求しているという。

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元恋人のほかに、捜査官はまもなく、フロリダ州セミノール郡の元州税官、ジョエル・グリーンバーグ被告の協力を確保できる可能性がある。

昨年6月23日に逮捕されたグリーンバーグ被告は、性的人身売買に加え、政敵をストーキングしたほか、州のデータベースを違法に使用し、自身と少女に偽の身分証明書を作成したなど、複数の罪に問われている。現在の訴因は33件に及んでいる。

グリーンバーグ被告はこれまで、ゲイツ氏にデーティングサイトで知り合った女性を紹介していたほか、ゲイツ氏とともに、ホテルなどで女性らに金銭を支払って性行為をした可能性が報じられている。

グリーンバーグ被告は、すでに捜査官と複数回の面談を重ねていると伝えられており、弁護人は先月、グリーンバーグ被告が司法取引に応じる可能性を示唆していた。

CNNによると、今週が司法取引に合意する期限だという。

ゲイツ議員は、性行為にたいする金銭の支払いや、未成年者との性行為などの不正行為はしていないと主張している。ゲイツ議員の報道官は、CNNの報道について「過去2カ間売り歩いてきた、証拠もなく、公表できる告発者もいない嘘を反すうしているにすぎない」と反論している。