中国のスパイ活動「かつてない規模に」、FBI長官

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米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官は、中国から米国に対するスパイ活動や、サイバー・セキュリティに関する脅威が「かつてない規模」に達していると警告した。

レイ氏は24日放送のCBSニュースの番組で、スパイ防止活動の観点から「中国、特に中国共産党が、国家にとって最大の脅威」と指摘。中国は、イノベーションから企業秘密、知的財産など、米国の経済分野のほぼ全セクターを標的にしていると語った。中国のハッキング活動は大規模で、「他の主要国全てを合計したよりも多い」アメリカ人の個人データと企業データが盗まれたと説明した。

スパイ活動に関する捜査件数は、2,000件を上回るという。「半日ごとに、新たな捜査を開始している」と明かした。FBIでは、これらの脅威を「重要視」しており、全部門で対策に取り組んでいると語った。

AP通信は3月、民間のセキュリティ会社マンディアント(Mandiant)のレポートを元に、中国がハッキング集団TPT41と協力し、過去1年間に、少なくとも6つの州政府をハッキングしたと報じた。同社のアナリストは、ロシアへの注目が集まる間も、他国からのサイバー攻撃に警戒を怠らないよう警告している。

ウクライナも、ロシア軍の侵攻前に、中国から軍事施設や各施設に対する大規模なサイバー攻撃を受けたと非難している。

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