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米感染症権威、ロシアの新型コロナワクチンの安全性「大いに疑わしい」

政府の新型コロナ対策チームのメンバーで、国立アレルギー・感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ氏は、ロシアの新型コロナウイルスのワクチンについて、「安全と効力」が証明されているか、「大いに疑わしい」と語った。

プーチン大統領は11日、ロシアが世界に先駆けて、ワクチンを承認したと発表した。

ナショナルジオグラフィックのインタビューで、ファウチ氏は「ワクチンがあることと、ワクチンの安全と有効性が証明されているのは異なる」と発言。「われわれ(米国)には、5指に余るほどのワクチンがある。たくさんの人々に害を与えて、効果のないものを提供する危険を犯したいのなら、来週にでも始めることができる」と述べ、「しかし、そうはいかないのだ」と語った。

さらに「ロシアが実際に、ワクチンが安全で有効であることを証明していることを願っている」と述べつつ、「彼らが証明したのか、大いに疑問だ」と語った。

また、中国やロシアの発表に触れ、米国の開発に疑問を抱く人は「米国のやり方があり、安全と効能に注意を払っている」ことを「理解しなければならない」と語った。

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