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米フェイスブック、Qアノン最大グループを削除

米フェイスブックは、Qアノン陰謀論に関する最大の公開グループを削除した。ロイターが報じた。

グループはQ/Qanonという名で、20万人のメンバーがいた。Qアノンに関するグループとして最大規模だった。いじめや嫌がらせ、ヘイトスピーチ、デマに関する同社の指針に違反する複数の投稿が削除された後に、グループが削除されたという。同社のスポークスパーソンは、他のQアノングループに関しても、取り締まりを強化し、監視をしていると述べている。

フェイスブックは今年5月にも、Qアノンに属するグループやページ、アカウントを削除した。この前月、ニューヨークタイムズは、Qアノンフォロワーらによって、ビル・ゲイツ氏を標的とした新型コロナウイルスに関するデマが、SNSで広く拡散されていると報じた。これらには、ワクチンで利益を得ることや、人口を淘汰する計画の一部として、ゲイツ氏がコロナウイルスを開発したなどとする内容が含まれている。ウイルスを巡るデマの中で、ゲイツ氏に関するものが最も拡散されたという。

Qアノンは、政界のエリートやセレブなどが闇の政府(ディープステート)を動かしているといった話をベースにした陰謀論。これら有力者が国際的な児童売春などの犯罪に関与しているなどと主張している。フォロワーの間で、トランプ大統領は、ディープステートを暴くために選ばれ、軍と協力して戦っていると考えられている。

先月、ツイッターはQアノンに関連する7,000件のアカウントを停止し、今後、関連アカウントや投稿のレコメンドの停止、トレンドや検索への表示制限などの「強力な措置」を講じると発表した。

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