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フェイスブック、コロナ禍でもNYでオフィス拡大

フェイスブック(Facebook)は3日、マンハッタンのペンステーション近くにあるビルと新たに賃貸契約を結んだと発表した。同ビルはフォーリー・ビルディング(Farley Building)と呼ばれ、同エリアの大規模な再開発を手がけるボルネード(Vornado)社が所有する。

フェイスブックは、ビル内の全てのオフィススペース(約6万9,000平方メートル)を使用する予定だという。なお同社は昨年、ハドソンヤードの3つの建物に約14万平方メートルのオフィスを開設すると発表している

フェイスブックは新型コロナウイルスのパンデミック中、ほとんどの従業員に対し在宅勤務を許可している。パンデミック後も今後10年間、全米約5万2200人の従業員のうち約半数が在宅勤務を継続すると発表しているため、ニューヨーク・タイムズは「やや驚きの発表」と報じた

ファイスブックの発表に対し、ニューヨーク州のクオモ知事は声明で「ボルネードとフェイスブックによるニューヨークへの投資、そして今後この地に根付いていくという約束は、世界的なパンデミックの最中であっても、われわれには明るい未来があり、ビジネスに開放的であるということを世界に示すものだ。」と歓迎。「官民パートナーシップは、ニューヨークを国際的なイノベーションの中心地として強化する。」と語った。

なおアップルは今年、ボルネードの所有する11 ペンプラザ(11 Penn Plaza)のオフィスを契約した。またグーグルやアマゾンなどのIT系企業は、ニューヨークでの拠点を拡大している。

ペンステ駅の大規模再開発

フォーリー・ビルディング(元ジェームズ・A・フォーリー郵便局)はオリジナルのペンステーションを設計したマッキム・ミード・アンド・ホワイト(McKim, Mead and White)社が手掛け、1913年に大部分が完成した。
現在ボルネード社が改装を行っており、2階から5階のオフィススペースの他には、小売店や鉄道ホール「モイニハン・トレイン・ホール」(Moynihan Train Hall)が設けられる。地下鉄やアムトラック、NJトランジット、ロングアイランド鉄道などにアクセスが可能となる。

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