ジョージソロス宅 郵便受けに爆発物

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米複数メディアの報道によると、ニューヨーク州ウエストチェスター郡にある富豪投資家のジョージ・ソロス氏宅近くで、爆発物が発見された。

爆発物は、ソロス氏宅のメールボックスに置かれており、開封した従業員が発見。従業員は近くの林に爆発物を置き、午後3:45頃に警察に通報したという。ニューヨークタイムズによると、発見当時、ソロス氏は不在だったという。

爆発物はそれ自体では爆発することなく、連邦捜査当局の爆発物処理班が爆発させることで処理を行なったという。

FBIニューヨーク支局は事件について調査中とし、公衆への危険はないと発表している。

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ユダヤ系アメリカ人のジョージ・ソロス氏(88)は、政治活動家としても知られ、2004年のジョージ・W.ブッシュ大統領の二期目を決定する選挙では、対抗馬のジョン・ケリー議員(民主党)に数百万ドルを支援。2008年のオバマ大統領の選挙キャンペーンに支援を行なったほか、2016年大統領選では、ヒラリークリントン氏をはじめ、民主党候補者に2,500万ドルを寄付したという。トランプ氏の大統領就任以降は、右翼系団体や陰謀論者を中心に反トランプ活動を背後で支援する人物として、度々非難の的となってきた。最近では、最高裁判事に就任したブレット・カバノー氏の反対運動をソロス氏が資金援助をしていると、大統領自身が発言したほか、現在、米国を目指してホンジュラスから北上を続ける移民の集団にソロス氏が支援しているなど、根拠のない噂が流れている。