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ハーフタイムショー エミネムの「膝突き」ネットの反応は?【スーパーボウル2022】

13日、カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された第56回スーパーボウルのハーフタイムショーで、エミネムが行った「膝突きパフォーマンス」を巡って、ネットでは様々な意見が飛び交った。

この日は、ロサンゼルス・ラムズが残り1分半を切ったところで、タッチダウンパスを成功させ逆転。23対20で、シンシナティ・ベンガルズを制し、22年ぶり2度目の優勝を果たした。

ハーフタイムショーには、史上初めてヒップホップスターが集結。ドクター・ドレーとメアリー・J.ブライジ、スヌープ・ドッグ、ケンドリック・ラマー、エミネムが出演した。サプライズで、50セントも登場し、会場を沸かせた。

エミネムは映画「8マイル」の主題歌「Lose Yourself」を熱唱。その後、ドクター・ドレーが、2パックの「I Ain’t Mad at Cha」のイントロを弾き始めると、頭を下げ、膝をついた。

膝付きは2016年、当時サンフランシスコ49ersのクオーターバックだったコリン・キャパニック選手が国家斉唱中に行い、その後全米に拡大した。キャパニック選手は起立を拒否することで、警察官による人種差別に抗議を示した。トランプ前大統領は、膝をついた選手を「クビにしろ」とオーナーに命令するなど、保守派の間では、愛国的でないとして、非難する声も多い。

エミネムの膝付きパフォーマンスに、SNSでは「勇敢だ」「レジェンド」と賞賛する声が上がったほか、「これがNFLを見るのをやめた理由」「NFLは人種差別を金儲けに利用している」と批判的なコメントも投稿された。一方で「抗議ではなく2パックへのトリビュート」と国家斉唱の際の抗議ではないから問題ないと解釈する声も上がっている。

一部で、ショーの前にNFLが、エミネムに膝付きをやめるよう求めたと報じられていたが、広報担当者ブライアン・マッカーシー氏はFoxニュースに対し、リハーサルで事前に確認済みだと述べ、報道を否定した。

過去にもキャパニック選手を支持

エミネムは、2017年開催された「BETヒップホップアワード」のパフォーマンスで、キャパニック選手を支持するラップを披露している。フリースタイルで、トランプ氏のNFLの選手に対する攻撃を批判したほか、差別や核戦争の危機、災害対応や銃規制など幅広いトピックを盛り込み、トランプ政権を痛烈に批判した。

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