セントラルパークに臨時野戦病院を開設。新型コロナ拡大に対応

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29日、キリスト教徒福音派の人道支援組織サマリタン・パース(Samaritan’s Purse)は、新型コロナウイルス感染者の治療のため、セントラルパークに臨時野戦病院を設置した。

野戦病院は、呼吸集中治療部が68床あり、マウント・サイナイ・ヘルス・システム(Mount Sinai Health System)から搬送される患者の治療にあたる。世界中からボランティアで医師や、看護師などの災害支援チームが駆けつける予定だという。

同団体の代表、フランクリン・グラハム(Franklin Graham)師は声明で「人々はコロナウイルスによって死亡し、病床も不足。医療スタッフも打ちのめされている。これらの重責を担うため、ニューヨークに臨時野戦病院を配備した。これがサマリタン・パースが行っていることだ。イエスの名のもと、危機の最中にいる人々を助けるために対応する。われわれのチームと、ウイルスで影響を受けた世界の人ためにお祈りください。」と述べた。

ニューヨーク市では29日夕方現在、32,308人の感染者が確認された。過去24時間で161人が死亡し、死者は678人となった。