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イーロン・マスク ツイッターの取締役就任を突然辞退、今後は敵対的に?

ツイッターのパラグ・アグラワル最高経営責任者は10日、イーロン・マスク氏が同社取締役への就任を取りやめたことを明らかにした。

同社の9.2%の株式を取得し、筆頭株主となったマスク氏について、アグラワル氏は先週、「イーロン・マスクを取締役に任命することをお知らせすることができて嬉しく思う」とツイート。「ここ数週間のイーロンとの会話で、彼が取締役会にすばらしい価値をもたらすであろうことが明らかになった」と期待を示していた。

10日の投稿では一転、「イーロン・マスク氏は、取締役に加わらないことを決断した」と発表。4月9日に公式に就任する予定だったが、その朝に辞退を告げられたと明かした。

任命の経緯について「われわれは協調できることを大変嬉しく思っており、リスクについても納得していた」と説明。続けて「企業と株主の最善の利益のために行動することが求められる会社の受託者としてイーロンを迎えることは、最良の道であると信じており、取締役会は彼に席を提供した」と述べた。

一方、就任が見送られたことについて、「最善だと思う」と述べ、「株主が取締役会に加わっているかどうかに関わらず、株主からの意見を常に尊重している」と投稿した。

敵対的買収に道?

辞退の理由に関する説明はなかったが、8,100万人のフォロワーを持つマスク氏は週末、ツイッターに変更を促すようなツイートを連投していた。この中には、月額2.99ドルのTwitter Blueの契約に「認証バッジ」を含むべきといったものや、契約費用を仮想通貨で支払い可能にするといったアイデア、さらに「広告もなし。ツイッターが広告費に頼っている限り、企業がポリシーを決定する力が増大する」として、新たなビジネスモデルの必要性も示唆した。

なおFoxニュースによると、ツイッターの2021年の収益の約90%は広告収入だという。

さらにトップユーザーらのツイート回数が少ないことを指摘し、「ツイッターって死にかけてる?」とツイートしたほか、サンフランシスコ本社に「誰も出勤していない」として、ホームレス用のシェルターに変えるべきかどうか、アンケートをとるなどした。

カーネギーメロン大学の教授で証券取引委員会の元チーフエコノミスト、チェスター・スパット氏はAP通信の取材に、ツイッターを声高を非難することもあったマスク氏の取締役辞任は、両者の関係がより厳しくなることを示している可能性があると指摘。筆頭株主のマスク氏が今後、ツイッターの幹部や取締役らを「激しく揺さぶり」、企業を新しい方向に強制的に向かわせる可能性もあると語った。

一方、ニューヨークタイムズは、マスク氏は、取締役就任のために交わした合意事項に縛られることがなくなったと指摘した。マスク氏はツイッターの14.9%以上の株式を取得しないことを約束したが、これを超えて取得することが可能になった。

テック・アナリストのダン・アイブス氏もCNBCの番組で、マスク氏は今後買い増しするだろうと予測。「ツイッターの取締役会が週末に希望していたことに反して、基本的に彼は黙っておらず、より敵対的になり、アクティブになると思う」と述べ、両者の争いは「ゲーム・オブ・スローンズ」状態になると語った。

アグラワル氏は、10日の発表の最後に「この先、気を逸らされるようなことがあるだろうが、われわれのゴールと優先順位に変わりわない」と記し、「われわれが下す決定とその実行は、われわれの手中にあり、誰のものでもない。ノイズを払って、仕事とわれわれが構築しているものに集中し続けよう」と締め括った。

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