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イーロン・マスク氏が、ツイッターのサンフランシスコ本社で、同社がウォーク(Woke)だという揺るぎない証拠を発見したとして話題となっている。

マスク氏は22日夜、大爆笑の絵文字をつけた動画をツイッターに投稿。#StayWokeと書かれたTシャツを広げながら「ほら、こんなアイテムがあった。クローゼットの棚いっぱいに、ハッシュタグWoke Tシャツがあった」と山積みの商品を紹介した。「秘密のクローゼットだ」と背後でつぶやく声が聞こえる。

Wokeは、人種差別やジェンダー差別など、社会の不公平に対して、高い意識を持つことを示す。最近は「ポリコレ」同様、保守派がリベラル派を揶揄する言葉として使用されることも多い。

なおマスク氏はツイッター社を買収する前、同社に「明らかに左寄りの強い偏見がある」と指摘していた。ツイッターは「国の法律に沿った方針」で運営し、ユーザーの発言を規制するのは、SNS側ではないとの考えを示していた。

“クローゼット”を撮影した動画は、2日間で2400万回以上再生されている。「ソーシャルジャスティスの戦士たちは、会社でかわいらしい自分たちのユニフォームまで持っていた」「ワオ、実にカルト的だ」「われわれにはバイアスなど一切ない、ツイッター社員」など社風を揶揄するコメントや、「君は、公式に世界最大の#StayWokeアイテムのコレクションを購入した」「こんなひどいTシャツのために、440億ドルも払ったのか」とマスク氏をからかう声も投稿されている。リプ欄には、創業者のジャック・ドーシー氏が、WokeTシャツを着用している写真も投稿された。

マスク氏は動画に関して、Tシャツは「ファーガソン事件の抗議デモに端を発するものだ」と述べ、2014年にミズーリ州ファーガソンで起きた、白人警官による黒人青年マイケル・ブラウンさん射殺事件と、それに続く暴動がきっかけで作られたと説明を加えた。

続けて「”手を上げている、撃つな(Hands up don’t shoot)”と(ブラウンさん)が言ったのは、でっちあげだ。全部フィクション。オバマ政権の司法省がこれを証明し、白人警官の潔白を証明した」と、当時の捜査報告書を添えた。

後に、ファーガソン事件に言及したツイートは削除したが、報告書のリンクだけを再投稿している。

なおVoxは「StayWoke」に関して、ファーガソン事件後、ブラックライブズマターの活動家らの間で「警官の蛮行や、不公平な取り締まりを監視する」といった文脈で使用されるようになり、「警戒的な合言葉」になったと説明している。

超ハードコア」に働くことを社員に求めているマスク氏は23日、WOKEに変えて「#STAYWORK(ワーク)」のスローガンが入ったTシャツのデザインを投稿した。