イーロン・マスク 日本の人口「激減」、いずれ世界も

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イーロン・マスク氏は1日に投稿したツイートで、日本の人口減少を引き合いに、世界的な人口崩壊の可能性に警鐘を鳴らした。

「昨年、日本では生まれた人の2倍が亡くなった。人口が激減している。世界の他の国も追随する傾向にある」

マスク氏が言及したのは、厚生労働省が発表した人口動態のデータを紹介した記事。2022年の日本の出生数は79万9.728人で、初めて80万人を割り込んだ。記事では、1982年の出生数150万人から半減しているほか、昨年の死者数は158万人で、戦後過去最高を記録したとも指摘している。

マスク氏はしばしば、日本を含む人口の問題に言及しており、昨年5月には「日本はいずれ消滅するだろう。世界にとって大きな損失になる」とコメントした。その翌月、現在3人っ子政策をとる中国について、2021年の出生率が過去最低だったとした上で、「1世代ごとに40%の人を失うことになる。人口崩壊だ」と投稿した。

自身が描く人類の火星移住構想と合わせてコメントすることもあり、2021年7月、人口崩壊は地球にとって「人々が思っているよりもずっと大きな問題」としつつ、「火星は、現在人口がゼロであることを考慮すると、人々を大いに必要としている。人間は地球上の他の生命の保護者だ。火星に命を吹きこもう」と投稿した。

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マスク氏は、人類は「多惑星種」になるべきとの考えを繰り返し示しており、2002年に共同創設した「スペースX」では、火星への有人飛行を目指している。