マンハッタンで、メルセデスベンツに乗った2人組が、歩行者から高級腕時計や宝飾品を奪う事件が相次いで発生した。
ニューヨークポスト紙によると、最初の事件があったのは14日午前4時20分ごろ。チェルシーのレストラン「タオ」を出て、ウエスト30ストリートとブロードウェイ付近を歩いていた2人の男性が、犯人の1人から拳銃を突きつけられ、宝飾品を奪われた。
このうち1人の男性(47)は、リシャール・ミルの高級腕時計とチェーンネックレス、指輪など合計4億円以上を盗られ、もう一方の男性(27)は、100万円相当のメダルのネックレスを強奪された。監視カメラの映像には、黒いベンツから降りた2人組が、男性らを襲う姿が写っている。
この1週間後の19日には、ノマドでも被害が発生。午前1時過ぎにレストラン「ペルゴーラ」から出てきた男性(34)が路上を歩いていたところ、ベンツに乗った2人組は銃で脅した上、高級時計のオーデマ ピゲやキューバンネックレス、テニスブレスレット計1,100万円相当の宝飾品を奪った。
この事件に対しネットでは、「70年代のようだ」と治安の悪化を嘆く声のほか、あまりの被害額の大きさに「4億円の宝石をつけて、朝の3時に歩いている方が信じられない」「狂言強盗?」などの意見が寄せられている。