『ダイ・ハード』はクリスマス映画か?

公開から30年。ジョン・マクレーン刑事が属するNY市警察とLA市警察が揃って宣言!

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ブルース・ウィリス(Bruce Willis)主演のブロックバスター映画『ダイ・ハード』(Die Hard)は、クリスマス映画と言えるだろうか?

1988年米公開の『ダイ・ハード』は、クリスマスイブの夜、ロサンゼルスで発生したテロ事件現場に偶然居合わせた1人の警察官が、犯人から市民を救うアクション映画。典型的なクリスマス映画とはジャンルが異なることから、長年論争の的となってきた。

ニューヨーク市警とロサンゼルス市警はクリスマス映画認定

主人公のジョン・マクレーン刑事が属するニューヨーク市警察(NYPD)と、事件の夜に即席の相棒となったアル・パウエル属するロサンゼルス市警察(LAPD)は2018年のクリスマスの日に揃って「クリスマス映画だ!」とお墨付きを与えた。

NYPDは「1988年に発生したナカトミプラザでのハンス・グルーバーらによる攻撃以来、ともにクリスマスを守ってきた我々のパートナー、LAPDに感謝を申し上げたい」とハッシュタグ #YesItsAChristmasMovie をつけてツイッターにメッセージを投稿。

これに対応する形で、LA市警察もNY市警察への協力と感謝を述べ、マクレーン刑事の有名なセリフ(カウボーイが使うyahoo!!に似た意味)と、サンタの挨拶「Yippie Ki Yay & ho ho ho」で締めくくった。

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FOX、ブルース・ウィリスの見解は?

配給会社の20世紀フォックスは同月、新たなティーザーを公開した。アクション映画というよりも、クリスマス映画の定番ホームアローンを意識したようなコメディタッチで、クリスマス映画であることを強調した。

なお、ブルース・ウィリスは「クリスマス映画ではない!」とトーク番組で宣言している。一方で、妻役ホリーを演じたボニー・べデリア(Bonnie Bedelia)は、「典型的なクリスマス映画のファミリー映画ではないけど、クリスマスの定番カテゴリーの中に入れるべきよ」とPEOPLE誌に語るなど、2人の意見は分かれている。