飛行中の旅客機の翼付近から、炎が出る様子を撮影した映像がSNSに投稿され話題となった。
CBSニュースによると、問題が起きたのは10日、スコットランドからニューヨークに向かうボーイング767型機。離陸後まもなく、グラスゴーのプレストウィック空港に緊急着陸した。乗客と客室乗務員らに怪我はなかった。
An Edinburgh to New York Delta flight has made an emergency landing at Prestwick after flames were seen coming from one of the wings. One passenger’s described “horrendous” noise that “then cut to nothing like the engines had gone”, saying there were gasps and crying. #HeartNews pic.twitter.com/uAmZyU0eq8
— Heart Scotland News (@HeartScotNews) February 10, 2023
投稿主のコーリー・マッキントッシュさんによると、動画は離陸直後に撮影したものだという。Storyfulに対し「非常に多くの子どもたちが乗っていたため、恐ろしい状況だった」とその時の心境を語った。客室乗務員は「明らかに動揺していた」というが、乗客を落ち着かせるためプロフェッショナルに振る舞ったとし、「彼らを責めることはできない」と対応を賞賛した。
同じく搭乗していたBBCスコットランドの記者、ローラ・ペティグリュー氏は、離陸した際「通常、離発着後に聞こえる大きなエンジン音が聞こえたが、その後も続いた」とその時の様子を説明。エディンバラに離陸した際、消防車やホースを持った消防士が駆けつける姿が見えたと述べた。
別の乗客はSTV Newsに対し、飛行機は「着陸時、エンジンを切って滑走しているようだった」と語った。着陸すろと、乗客から拍手と歓声が上がったという。「無事に到着できるとは思っていなかった」と振り返った。
デルタの広報担当者はFoxニュースに宛てた声明で、「エディンバラ発ニューヨークJFK行きのデルタ航空209便は、航空機のエンジン2基のうち一基が、機械的な問題によって火災が発生した」と説明。グラスゴーに着陸後、翌日にエディンバラから出発するため、乗客に滞在先のホテルや食事、交通機関を手配したという。