翼付近から炎噴き出す、デルタ航空機が緊急着陸

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飛行中の旅客機の翼付近から、炎が出る様子を撮影した映像がSNSに投稿され話題となった。

CBSニュースによると、問題が起きたのは10日、スコットランドからニューヨークに向かうボーイング767型機。離陸後まもなく、グラスゴーのプレストウィック空港に緊急着陸した。乗客と客室乗務員らに怪我はなかった。

投稿主のコーリー・マッキントッシュさんによると、動画は離陸直後に撮影したものだという。Storyfulに対し「非常に多くの子どもたちが乗っていたため、恐ろしい状況だった」とその時の心境を語った。客室乗務員は「明らかに動揺していた」というが、乗客を落ち着かせるためプロフェッショナルに振る舞ったとし、「彼らを責めることはできない」と対応を賞賛した。

同じく搭乗していたBBCスコットランドの記者、ローラ・ペティグリュー氏は、離陸した際「通常、離発着後に聞こえる大きなエンジン音が聞こえたが、その後も続いた」とその時の様子を説明。エディンバラに離陸した際、消防車やホースを持った消防士が駆けつける姿が見えたと述べた。

別の乗客はSTV Newsに対し、飛行機は「着陸時、エンジンを切って滑走しているようだった」と語った。着陸すろと、乗客から拍手と歓声が上がったという。「無事に到着できるとは思っていなかった」と振り返った。

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デルタの広報担当者はFoxニュースに宛てた声明で、「エディンバラ発ニューヨークJFK行きのデルタ航空209便は、航空機のエンジン2基のうち一基が、機械的な問題によって火災が発生した」と説明。グラスゴーに着陸後、翌日にエディンバラから出発するため、乗客に滞在先のホテルや食事、交通機関を手配したという。