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NY市長、警察部門の財源削減を約束

ニューヨーク市のデブラシオ市長は7日の会見で、ニューヨーク市警察(NYPD)の財源を削減し、若者と社会福祉の分野に再分配すると約束した。

米国では、ジョージ・フロイドさんが白人警察の暴行で死亡した事件後、法執行機関の改革を求める声が高まっている。
抗議デモでは、「DEFUND POLICE」(警察への資金を停止せよ)のプラカードを掲げる参加者も掲げる人も多い。

©mashupNY

ニューヨークタイムズによると、ニューヨーク市の警察部門の年間予算は60億ドル(約6600億円)で、市長が提案した2021年予算案、900億ドルの6%以上を占める。デブラシオ氏は、具体的な削減額については触れず、「今後数週間における予算プロセスの中で、詳細を検討する」と語った。

市長室刑事司法部門の職員らは6日、市議会が提案した警察改革の支持を求める声明に署名した。市長の現職と元スタッフは3日、市長に対し、NYPDの予算を10億ドル削減するよう要請している。

ブラック・ライブズ・マターの共同設立者、アリシア・ガルザ(Alicia Garza)氏は7日、NBCの番組に出演し「デファンド・ポリス」の目的について、「コミュニティが必要とするリソースに投資を行うことだ」と語った。

デブラシオ氏はさらに、警察官や消防隊員の人事記録の機密性を保持する州法「50-A」の改革を支持した。

なお、デブラシオ氏は7日朝、破壊や略奪行為を防ぐための外出禁止令を即時解除すると発表した。禁止令は当初、8日午前5時までとされていた。

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