NY市 再び学校閉鎖の可能性。飲食店は10時以降営業禁止

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ニューヨーク市のデブラシオ市長は13日、WNYCのラジオ番組で、新型コロナ検査の陽性率が上昇しており、早ければ月曜に学校を閉鎖し、オンライン学習に切り替える可能性があると述べた。

12日の検査陽性率は3.09%で、7日間移動平均の陽性率は2.83%、7日間移動平均の新規感染者数は916人だった。

ソース:NYC

デブラシオ氏は、市の定めた学校閉鎖の基準(7日間移動平均の陽性率が3%)に近づいており、11月の残りは、オンライン学習の計画を立てるべきだと主張した。なお閉鎖は「あくまで一時的なもの」と述べ、「ゴールに到達したら、できるだけ早く再開する」と語った。

ニューヨーク市の公立学校は全米最大規模で、110万人の生徒が在籍する。新型コロナの感染拡大に伴い、3月中旬に学校を閉鎖し、オンライン学習へと切り替えた。9月下旬、約半年ぶりに対面授業を再開し、約50万人の生徒が学校に復帰した。

学校閉鎖の基準に関して、ニューヨーク州では検査陽性率が9%を超えた場合と定めているが、閉鎖の決定は地方政府に一任されている。クオモ州知事は、デブラシオ氏に閉鎖の権限があると述べつつ、「できるだけ早めに再開することを望む」と語った。

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飲食店等は午後10時以降の営業を禁止

ニューヨーク州では13日、新たな規制が施行され、酒類を提供する飲食店とジムは、午後10時以降の営業が禁じられた。また個人宅における10人以上の集会も禁止となる。

クオモ氏は今週末、新型コロナウイルスの対応について、近隣地域5州の知事と緊急会合を行うと明らかにした。クオモ氏は「ウイルスは可動性で、ホリデーシーズンも近づいている。コロナを増殖させる要因が重なっている」と述べ、警戒の必要性を強調した。

ニューヨーク州の12日の新規感染者数は5,401人で、7日移動平均の検査陽性率は2.7%だった。