NY市 ハンドサニタイザーや除菌シートの高値販売を違法に

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ニューヨーク市の消費者および労働保護局(DCWP)のローレライ・サラス(Lorelei Salas)局長は9日、除菌ジェル(ハンドサニタイザー)と除菌シート(ワイプ)に関して、一時的な不足を宣言した
宣言は10日より30日間有効となり、その間これらの商品の高額販売が違法となる。違反した場合、最大で500ドル(約5万円)の罰金が科せられる。有効期間は、委員長の判断で中止もしくは延長できる。

市の規定により、DCWPは特定の状況のもと、一時的に不足している生活必需品に対して宣言を出すことができる。宣言下では、店は該当する商品を不当に高い値段で販売することができない。欠品を防ぐための販売個数を限定するほか、購入機会を平等にしたり、顧客に代替商品を勧めたりすることができる。

DCWPは店舗の調査を行うと共に、消費者からの苦情に対応する。もし高値販売をしていた場合、311に通報するかホームページ(nyc.gov/dcwp)に苦情を申し出るよう呼びかけている。

DCWPは先週5日に、マスクの一時的不足を宣言した。なおニューヨーク市は、ガーメントディストリクトの小売り店Scheman & Grant Hardwareに対し、マスクを高値で販売したとして7日、罰金の支払いを命じた

アンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事は7日、州全域に非常事態を宣言した。宣言により、州司法長官は、清掃道具や除菌ジェルを高値で販売する店を取り締まることが可能となる。価格のつり上げに関して、検事当局(1-800-697-1220)まで連絡するよう呼びかけている。

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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は9日、除菌ジェルの品不足や、価格高騰の問題を受け、ニューヨーク州ブランドのハンドサニタイザーの製造を開始したことを発表した