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NY州クオモ知事、111日間続いた新型コロナ会見を終了

ニューヨーク州のクオモ知事は19日、3月2日より111日間連続で行ってきた新型コロナウイルスに関する会見を一旦終了した。第1回目の会見は、市内で初の感染者が確認された日の翌日、デブラシオ市長と共同で開催した。今後は必要に応じて開催する。

クオモ氏はニューヨーク市は来週月曜日より、レストランのアウトドアダイニングやオフィス業務など第2段階の事業を再開すると正式発表した。「感染はこれで終わったわけではない」と述べ、第2派に備え、各地域の感染率を引き付きモニターすると述べた。

クオモ氏は「われわれは最悪だったが180度転換し、今ではいかなる州、国よりもウイルスを制御している。」とこれまでの成果を語った。さらに「一つのコミュニティとして、皆が一丸となったことを非常に誇りに思う。二者択一はできなかったため、私は経済を再開させ、命を救った。」と述べ、医療従事者やエッセンシャルワーカー、州議会、ニュージャージーなどの近隣州、地方政府、陸軍工兵隊、州民、知事室のスタッフらに感謝の意を表した。

また「愛は勝つ。愛は全てを克服する、これが最後に示された。どんなに暗い日であろうと、愛が明るく照らしてくれる。これが過去111日で私が得たことだ。このことは、私を動機付け、励まし、刺激してくれた」と語り、SNSで情報を共有してくれた人々に感謝を述べた。クオモ氏によると、これまでの会見の視聴者数は5,900万人にのぼるという。

会見の最後にニューヨークのパンデミックを振り返る映像を流した。映像は初日の会見から始まり、臨時病院の開設や海軍病院船の到着、ロックダウンの様子、医療従事者やエッセンシャルワーカーなどのヒーローたち、午後7時の拍手マスク着用推進キャンペーン、証券取引所のフロア再開といったハイラトをまとめたもの。最後は「ニューヨークは全ての人を愛している。それゆえ私はニューヨークが好きだ。」というクオモ氏の言葉で締めくくられている。

ニューヨーク州の前日の新規感染者数は、796人だった。検査件数79,303に対し、感染者の割合は1%以下となった。これまでの州の累計感染者数は38万6,556人、累計死者数は24,686人となっている。

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