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「情けない」クオモNY州知事 セクハラ疑惑巡り謝罪、辞任は否定

複数の女性からセクハラを告発されたニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、3日の記者会見で、「人々を不快にさせた」行為について、「深く謝罪する」と述べた。一方、「不適切に触れたことは一度もない」と強調し、辞任はしないと明言した。

クオモ氏は「女性が(被害を)訴え出る権利を、完全に支持する」と述べた上で、「今になって、私が人々を不快にさせるような方法で振る舞ったのだと理解している。意図するものではなかった。これに関して、真に、深く謝罪する」と述べた。「情けなくて、率直に言って恥ずかしい」と声を詰まらせた。

「不適切に触れたことは一度もない。その当時、人を不快にさせていたとは知らなかった。痛みを与えたり、傷つけたり、感情を損なわせるつもりは決してなかった。これだけは、私はしたくないことだ」と弁明し、州民に対して、州司法長官による調査で事実が明らかになるまで、「考えをまとめる」のを待って欲しいと訴えた。

辞任を求める声があがっている件について、「一部の政治家は、いつも政治をやっている」とした上で、「(辞任は)しない。私を選んだ州民が求める仕事をしていくつもりだ」と語った。

これまで、クオモ氏によるセクハラを受けたとする3人の女性が名乗り出た。このうちの2人は元側近で、1人は友人の結婚式会場で初対面のクオモ氏から不適切な行為を受けたと主張している。

記者から、誰に対して謝罪しているのかと問われると、クオモ氏は「不快な思いをさせられたと言っている、ここで働いていた若い女性だ」と答えた。

2018年に経済開発局の事務次官兼および知事室特別顧問を辞任したリンジー・ボイラン氏は24日、Mediumの投稿で、在職中、移動中の機内でストリップ・ポーカーをしないかと誘われたほか、同意なくキスをされたなど、不適切な行為を受けたと告発した。

この3日後、昨年11月まで保健政策顧問を務めていたシャーロット・ベネット氏は、性生活を含む個人的な質問を受けるなど、クオモ氏からセクハラを受けたと告白した。

さらに1日、職場以外の女性が告発。アナ・ルック(Anna Ruch)氏(33)はニューヨークタイムズに、2019年9月、友人の結婚式に参加した際、初対面のクオモ氏から背中を触られたほか、キスを迫られるなど、望まない振る舞いを受けたと打ち明けた。

記事には、クオモ氏がルック氏に触れる様子を撮影した写真も掲載された。クオモ氏は、自分にとっては人々に歓迎を示す、習慣的な方法で、このような写真は数百枚あると説明。「しかし、私の意図は関係ないことを理解している。問題は、これによって感情を損ねたかどうかで、そうであれば、私の誤りだ」と話した。

会見後、2人目の告発者ベネット氏の弁護士、デブラ・カッツ氏は声明で、クオモ氏の説明は「虚偽と不正確な情報ばかりだ」と批判。クオモ氏の「一度も不適切に触れたことはない」という説明が不正確なのは、ルック氏の告発から明らかだと指摘した。さらに、自身の行為が不快を抱かせることを認識していなかったいう点について、ベネット氏はセクハラ行為の直後にクオモ氏の首席補佐官と法務顧問に報告をしており、苦情を認識しうる状況にあったと主張。司法長官の調査によって、クオモ政権高官が、ベネット氏の真剣な告発に対する対応を怠り、法的義務に反して改善措置を講じなかったことが示されることを期待している、と述べた。

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