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NY市 新型コロナ最新データ 黒人やヒスパニック、低所得世帯に大きな影響

ニューヨーク市保健局は18日、新型コロナウイルスの感染者数および死者数の詳細に関する最新データを発表した。データからは、人種や社会経済的地位によって、ウイルスの影響に大きな差があることが分かった。

郵便番号の地域別では、人口に占める感染者数の割合は、クイーンズとブロンクスが上位を占めた。

▲地域別感染者数 NYCDOH

ヒスパニック系の多いイーストエルムハーストやジャクソンハイツ、ノースコロナのウエスタンクイーンズ(郵便番号:11369)では、人口あたりの感染者数が最も多い。近隣のアストリアハイツや、ジャクソンハイツ(11370)も3番目に多かった。同地区にはエルムハースト病院があり、3月末には感染患者が殺到。医療用品や医療機器が不足する状態となったことが、メディアで大きく取り上げられた。

地域別死者数 NYCDOH
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人口あたりの死者数が最も多かったのは、ブルックリンのフラットランズ(11239)だった。同地区には、低所得および中間所得の集合住宅のスターレット・シティ(Starrett City)がある。ニューヨークタイムズによると、高齢者や、アフリカ系アメリカ人の居住者の割合が多いという。 約13,000人の住民のうち、76人が死亡した。死者数の割合は、2番目のロッカウェイよりも約40%高い。

ロッカウェイやフラッシング、ノースイーストブロンクス、コニーアイランドは、中央値から2.5ー3.5倍高かった。

ブロンクスでは、北東地域のペルハムやスロッグスネック、キングスブリッジ-リバーデールで感染者数や、死者数の割合が高かった。

マンハッタンでは、セントラルハーレムと、モーニングサイドハイツの割合が高い。タイムズによると、90%が黒人およびヒスパニックで、マンハッタンの中で最も貧困地区の一つだという。

一方で、死者数の割合が低かったのは、ウォールストリートやグリニッジヴィレッジ、グラマシーパーク、アッパーウエストサイドだった。

人種別および貧困別

人種別では、黒人の入院率が最も高く、10万人あたり約637人だった。次いでヒスパニックが574人、白人が286人、アジア人が242人だった。
人口あたりの死者数は、ヒスパニックが215人、黒人が206人、白人が103人、アジア人が95人だった。

人種別 人口あたりの入院者数。NYC DOH
人種別 人口あたりの死亡者数。NYC DOH

なお、貧困の度合に応じて、死者数の割合が高いことが分かった。

NYCDOH

なお、約40万人が住む低所得者向け公営住宅(NYCHA)では、3月から5月11日の間に943人が新型コロナで死亡した。これに加え、推定死者(検査を行っていない患者)は298人とされている。感染者数は7,818人だった。

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