NY州 新型コロナウイルス感染ピーク超え。患者数減少へ

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ニューヨーク州のクオモ知事は19日の会見で、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者は「頂点を超え、減少し始めた。」と述べた。

過去24時間の死者数は507人で、昨日より110人減少。4月1日以降、最小となった。死者数の累計は13,869人となった。このうち507人のうち老人ホームでの死者数は36人となっており、クオモ知事は「唯一最も脅威が増している」と警戒を示した。

新規入院者数は、昨日の1,915人から1,384人へと減少した。現在の入院中の患者は16,213人となっている。うち、人工呼吸器の挿管患者数は4,246人。新規感染者数は6,054人増え、累計で242,786人となった。

人工呼吸器の需要が低下してきたとして、マサチューセッツ州に400台を送付すると発表した。
クオモ知事は、「ウイルスは常にわれわれの先を行っている。まだ状況全体のハーフタイムにいる。」と述べ、住民に慢心しないよう呼びかけた。

総入院患者数
1日の入院者数

抗体検査を開始

経済再開に関しては、州保健局が米疾病対策センターと協力し、抗体検査を積極的に実施することで、職場復帰のタイミングを検討を実施する方針。1,900万人全員への検査は不可能なため、「ランダム・サンプル」になると発表した。
会見に同席したノースウェルヘルスヘルスケアネットワークのマイケル・ダウリング(Michael Dowling)最高責任者は、現在検査を開始しており、今週末までには1万人に検査が可能だと述べた。

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