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ニューヨーク市で新型コロナ感染が再拡大。 超正統派ユダヤ教地区でクラスター

ニューヨーク市のブルックリンやクイーンズにある超正統派ユダヤ教徒の居住地区で、新型コロナウイルスの感染が著しく増加していることが分かった。ニューヨークタイムズが報じた。

保健局によると、感染が拡大している地区は、ブルックリンのウィリアムズバーグやミッドウッド、ボローパーク、ベンソンハーストや、クイーンズのキューガーデンズやエッジメア・ファーロッカウェイ。

ニューヨーク市の1日あたりの新規感染者数は、過去数カ月間、200人半ば(7日間の移動平均)だったが、9月14日には300人に達したという。
保健当局は、市内の新規感染者の約4分の1は、超正統派のユダヤコミュニティーで広まったと推定している。

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市の陽性率は過去2カ月間、1%から2%を維持しているが、ミッドウッド、ボローパーク、ベンソンハーストを含むブルックリン南部と中央部では、陽性率は約4.7%となっている。

ニューヨーク市では今後数週間で、対面授業や店内飲食の再開を予定している。感染がさらに拡大する恐れがあるとして、保健当局は警戒を示している。

デブラシオ市長は23日の会見で、これらのコミュニティに対する教育や取り締まりを大幅に増加し、すぐに対応すると語った。

大きな感染被害

多世代が一つの家に住み、シナゴーグに集う機会の多い超正統派のコミュニティでは感染が広まりやすく、4月下旬までには新型コロナウイルスにより、約700人が死亡した。

大きな被害を受けたが、シナゴーグや神学校は既に再開している。さらにマスクを着用する人は減少しているといい、ある教徒は、シナゴーグでマスクを着用している人は、ほとんど見ないとタイムズに語っている。

また抗体検査の陽性率が40%を超えるなど、感染者が著しく多い地域もある。これらの地域の住民の間では、集団免疫の実現に近いという考えが広がっていると同紙は指摘している。

感染拡大の抑制にはコミュニティの協力が不可欠となるが、近年、はしかのワクチン摂取などを巡る市の強制的な対応に、コミュニティが強く反発するなど、信頼関係の構築が困難な状況も報じられている。

4月初旬、ニューヨーク州が大規模な集会を禁じる中、ボローパークやウィリアムズバーグで100人以上が集まる葬儀が行われた。この際、デブラシオ市長は「警告の時は終わった」など厳しい言葉で非難し、警察官による取り締まりを行った。市長の発言は非難を浴びたほか、コミュニティでは、不当な扱いを受けたと感じている人もいたという。

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