新型コロナウイルス NY州で22人新たに感染確認。計44人に。約4,000人を経過観察

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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事は6日、新たに22人の新型コロナウイルス感染者が確認され、合計44人になったと発表した。

午後の発表では、11人の新たな感染者が発表された。全員、今週前半に感染が確認されたニューロシェル(New Rochelle)在住の弁護士(50)と接触があったという。
感染したのは、ユダヤ教徒の礼拝所の会員3名、弁護士の友人2名、ロックランド郡(Rockland)で弁護士が訪れたユダヤ教の儀式に参加していた2名、弁護士が診察に訪れたローレンス病院の関係者3名。ニューヨーク市内では、アッパーウエストサイドに住む男性、1名の感染が確認された。
礼拝所の感染者には、ラビのルーベン・フィンク(Reuven Fink)氏が含まれる。フィンク氏は既に自宅待機中だったという。フィンク氏は、ワシントンハイツのイェシバ大学(Yeshiva University)で教鞭をとっていた。同大学は今週中は閉鎖されている。

クオモ州知事は夕方、さらに11人の感染が確認されたと発表した。このうち8人がウエストチェスター郡、3人はナッソー郡の居住者だという。

現在州全体で約4,000人が予防措置として隔離を要請されており、44人が隔離を義務付けれている。4,000人のうち2,700人はニューヨーク市内で、1,000人がウエストチェスターの居住者だという。

クオモ州知事によると、50歳の弁護士を含む5人が入院中だが、全員回復に向かっている。

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また次のクライテリアに基づき、ウイルス検査を行うと発表した。陽性反応が出た約1.8メートル以内にいた人物、隔離を要請された人のうち、コロナウイルスの症状が出はじめた人物、医師に重症だと診断された人物で、コロナウイルスの症状がある人物などが優先的に検査される。

クオモ州知事は、検査対象者をより拡大すると発表。「検査をすればするほど、感染者の数は増える。計算したら分かることだ。コロナウイルスより、インフルエンザで死亡している人の方が多い。」と述べ、過度なパニックに陥らないよう強調した。


  • ニューヨーク州のコロナウイルスに関するホットライン(1-888-364-3065)
  • ニューヨーク州新型コロナウイルス情報サイト
  • ニューヨーク市コロナウイルスに関する問い合わせ先(311)