ニューヨーク州のクオモ知事は27日、新型コロナウイルスへの免疫を調査する抗体検査に関する最新データを公表した。
検査は、州全域でランダムに選んだ7,500人に対して実施された。統計によると、ニューヨーク市在住者の陽性率は24.7%だった。前回(4月22日)3,000人を対象に行った検査では、21.2%だった。州全体の陽性率は14.9%だった。陽性の人は、これまでにウイルスに感染し、血液中に抗体があることを示している。
地域別では以下の通りとなった。
- ニューヨーク市 24.7%
- ウエストチェスター、ロックランド郡 15.1%
- ロングアイランド 14.4%
- その他 3.2%
人種別ではヒスパニックの陽性率は32%、黒人が16.9%で、前回から大きく異なる結果となった。
- アジア人 14.6%(前回11.7%)
- 黒人 16.9%(前回22.1%)
- ヒスパニック 32%(前回22.5%)
- 白人 8.9%(前回9.1%)。
抗体調査に関して、ニューヨーク市警察と消防隊員約1,000人、医療従事者3,000人、交通機関の職員1,000人に実施すると発表。
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27日の発表によると、ニューヨーク州の累計感染者数は29万1,996人、死者数は1万7,303人となった。
クオモ氏は、自宅勤務など活動制限を定めた「PAUSE」に関して、州の多くの場所では5月15日の期限後も延長するだろうと語った。
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