NY市の新型コロナ感染者923人に。屋内退避命令の可能性は?

ニューヨークのビル・デブラシオ市長は17日夜、MSNBCの番組に出演し、市内の新型コロナウイルス(COVID-19)感染者数は923人に達したと発表した。午前中の発表では644人だった。死者は10人となっている。

ニューヨーク市警察でも、ウォールストリートやSoHo、トライベッカエリアを管轄する第1管区の警察官に陽性反応が確認され、31人が休職した。17人がインフルエンザに似た症状を訴えているという。

デブラシオ市長は同日の会見で、感染拡大を防ぐため、市民に外出を禁止する屋内退避命令(Shelter in Place)の可能性ついて、48時間以内に決断を下すと発表した。
同命令の下では、医療従事者や警察官、消防隊員以外の一般人は、食料品や医療品の購入などを除いて、不要な外出を制限される。命令に従わない場合、出頭を求められる場合があるという。

デブラシオ市長は、命令は州の決定で行われることは理解していると述べつつも、「これが私たちが直面している危機だ。可能性に備えて欲しい。」と緊急性を訴えた。

市長の発表に対し、アンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)州知事は、制限下におかれた住民が、高齢の両親の家に滞在するなど、他のエリアに移動する人もいると指摘。他のコミュニティにウイルスが拡散される可能性があるとして、ニューヨーク市単独の実施には、反対の姿勢を示した。同日の会見で「州の承認なしに、屋内退避命令を出すことはできない。」と市長の動きを牽制した

ニューヨーク州とニュージャージ州、コネチカット州のトライステートエリアでは、16日午後8時から50人以上の集会が禁止された。映画館やカジノ、ジムは一時閉鎖され、レスランやバーはテイクアウトもしくはデリバリーのみとなっている。人々の州間移動を制限するため、近隣の3州合同での措置が取られた。