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マンハッタンの車の運転に11.52ドル – Fix NYCが混雑課金プランを公表

19日、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事の呼びかけにより組織された特別委員会「Fix NYC」は、マンハッタンの一部のエリアを通行する自動車から料金を徴収する、コンジェスチョン・プライシング・プラン(混雑課金プラン)を提出した。資料によると、一般自動車で、60thストリート以南のエリアを一定の時間帯に通行する車から、11.52ドルの料金を徴収する計画となっている。

Fix NYCは、コミュニティの代表者、州政府関係者や産業界のリーダーから成るタスクフォース。昨年、州知事による地下鉄の非常事態宣言の後に編成された。マンハッタンの商業中心地区の渋滞問題の解消と、地下鉄の抜本的な修理、21世紀型システムへの改革を実行するための収入源の確保を目的に、提言や計画の策定を担っている。

資料によると、ニューヨークは、ロサンゼルスとモスクワに続いて世界で第三番目に交通渋滞レベルが高い都市であり、交通渋滞が地域経済に与えるコストは今後5年で100億ドル(1兆1000万円)に上るという。
計画では、一般自動車の通行料金11.52ドル(1,270円)のほか、トラックに25.34ドル、Uberやタクシーには一乗車あたり2-5ドルの料金が設定されている。

実行計画は3段階からなる。第一段階では郊外や周辺地域から同エリアへ接続する公共交通手段に対する投資、交通法規の改善などが盛り込まれている。第2段階では、タクシーやリムジンなど、商用の車への課金をスタート。一般自動車の課金は第三段階に計画されており、2020年を目標としている。

計画を実現するには、州議会の承認が必要となる。渋滞課金制度は、マイケル・ブルームバーグ市長によるPlaNYC 2030など、これまでにも提案されてきたが、実現にいたっていない。

プランを受け、クオモ州知事はツイートを発信。改めて、地下鉄運賃を引き合いに出して、プランの必要性を訴えた。

”マンハッタンの商業中心地区で悪化する交通渋滞問題の解決に我々が取り組まなければならないのは、いうまでもない。我々には、乗客の運賃を上げずにMTAを改善するための資金を得るために、州議会を通過する現実的で実行可能なプランが必要だ。”

一方、ニューヨークのビル・デブラシオ市長は、WNYCのプログラムThe Brian Lehrer Showに電話で出演。前回のプランよりも正しい方向に向かっている、と評価を示しつつ、高額所得者の税率を引き上げる一方、低所得者の運賃をひき下げる計画、「ミリオネア・タックスプラン」が、MTAの資金を安定的に確保する上で最も確実だ、と自身の推奨する計画について語った。

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