マンハッタンのチャイナタウンで12日、中国の春節(旧正月)を祝うパレードが盛大に開催された。イベントは今年で25回目。主催者側は事前に、今年の更新参加者数は2万人、見物客は50万人にのぼるとの予想を示していた。
ルートは例年同様、モットストリートを南下し、その後マンハッタンブリッジの下を抜け、最後はサラ・D・ルーズベルト・パークで終わる。色とりどりの獅子舞や龍、踊り子たち、巨大な山車、ニューヨーク市警察や消防局の団体などが、大きな声援に見守れられるなか行進した。
イベントは1時にキックオフ。市議会議員に加え、ニューヨーク選出の民主党トップ、チャック・シューマー上院院内総務、キャシー・ホークル州知事、エリック・アダムス市長が演説。ホークル氏は「これは新型コロナウイルスからの復活の証だ」と宣言し「今年は平和と繁栄を意味する兎年だ。今後もこの街が安全だとみんなが思えるよう全力を尽くしていく、また子供たちにとってよい場所にしていきたい」と抱負を述べた。アダムス氏も「ビジネスの成長をバックアップしたい。よい未来となってほしい」と期待をこめた。
ニューヨークチャイナタウンで恒例の春節祭パレードがスタート。 pic.twitter.com/Jic9Xh1h4J
— Mashup Reporter (@mashupNY) February 12, 2023
盛大なクラッカーとともに、議員らが手にした竹棒にぶらさがった青野菜を前に、獅子舞らが踊り食べるパフォーマンスを披露。紙吹雪が舞う中、約3時間におよぶパレードがスタートした。
昨年はトランプ前大統領とのバトルが注目を浴びたレティシア・ジェームズ州司法長官も姿を見せた。
卯年にちなんで、うさぎの耳をつけた観客たち。
色鮮やかな衣装で舞踏を披露するご婦人方。
今年5月には、昨年からスタートしたAAPIコミュニティーの発展を祝うイベント「Asian Pacific American Cultural Heritage Parade」、同じく昨年記念すべき第一回目が開催された「ジャパン・パレード」も開催を予定している。