子ども2人ピットブルに襲われ死亡、かばった母親も重傷

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テネシー州シェルビー郡で5日、2歳の女の子と生後5か月の男の子が、自宅で飼っていた2頭のピットブルに襲われ、死亡する事件があった。子供を守ろうとした30歳の母親も重傷を負った。

親戚の話によると、犬が子供たちを襲い始めた際、母親のクリスティ・ジェーン・ベナードさんは、子供たちに覆い被さって守ろうとした。この間、攻撃は10分以上続いたという。

シェルビー郡保安官事務所が通報を受けたのは午後3時半ごろだった。自宅に急行したが、子供たちはその場で死亡が確認された。

ベナードさんは当初重体と報じられたが、現在容態は安定している。顔と全身に数えきれないほどの傷跡や犬に噛まれた跡が確認されているという。夫コルビーさんは、けがを負っていない。ただし、事件発生時、在宅中だったかどうかは明らかにされていない。

現在GoFundMeでは、一家を支援するためのキャンペーンページが開設されており、5万ドル以上の寄付金が寄せられている。

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GoFundMe

なお、Foxニュースによると、一家は子供たちを襲った犬を8年間以上飼っていた。ベナードさんの親友は、犬が暴力的な事件を起こしたことは一度もないと明かしている。「子供たちは彼女のすべてだった。もし危険な兆候があったなら、犬をそばに置いておかなかっただろう」と語った。

事件後、2匹の犬はアニマルサービスセンターで安楽死させられた。

dogsbite.orgによると、米国では2020年、少なくとも33人がピットブルに襲われ死亡した。事件数は、全犬種の中で最多だという。