10万円分の書籍を返品、店主が悲鳴

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シカゴの本屋の店主が、大量の書籍を返品してきた客がいるとツイートを投稿し、話題となっている。

投稿主は、独立系書店「Volumes Bookcafe」の共同経営者、レベッカ・ジョージさん。書籍をクリスマスシーズン用の飾り付けとして一時的に使用した購入者から、返品の申し出があったという。

「先月の最大の売上の一つは、ホリデーに自宅を飾っていた人物のものだと判明した。彼らは今、全て返却したがっている。小規模ビジネスに、これをしないで。その1回の売上は、家賃の3分の1に相当する」と訴えた。

店主の悲痛な叫びに、ネットでは同情の声や、購入者への非難が殺到している。店を支援するためにオンラインで書籍を購入したと報告するユーザーや、「サイン入りの書籍を送る」と宣言する作家のほか、返品を拒否することや、ストアクレジット扱い、リストックキングフィーを徴収してはどうかといった提案も投稿されている。

ジョージさんは後にツイッターを更新し、通常の返品率は1%以下で、今回の出来事は「まれなケース」と述べ、支持を表明した人々への感謝を示した。

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ジョージさんは地元テレビ局の取材に、返品された書籍の金額は800ドル(約10万円)だと明らかにした。独立系書店は大規模な書店の競争にさらされ、利益率が低いと述べ、「あなたの決定は、他の店よりもスモールビジネスに、より大きな影響を及ぼす」と語った。