リンキン・パークのボーカル、チェスター・ベニントンさん 死去

Chester Bennington and Mike Shinoda
photo by Kristina Servant, Taken on August 23, 2014 in Montreal. Chester Bennington and Mike Shinoda of Linkin Park performing Live

20日、米ロックバンドのリンキン・パーク(Linkin Park)でボーカルをつとめるチェスター・ベニントン(Chester Bennington)さんが、ロサンゼルス郊外の自宅で死亡しているのがみつかった。現地検死局によると、死因は首吊りによる自殺とみられる。ベニントンさんは41歳だった。

ベニントンさんは、1999年にバンドに加入。2000年に発表したメジャーデビューアルバム「ハイブリッド・セオリー(Hybrid Theory)」が大ヒットとなり、ニュー・メタルの代表的バンドとして名声を獲得。アルバムは1100万枚以上を売り上げ、アメリカレコード協会のダイヤモンドディスクに認定された。

リンキン・パークで活動する一方、2014年から2016年にかけてはストーン・テンプル・パイロッツ(Stone Temple Pilots)のボーカルとしても活動。また、ジャンルを超え、ジェイ・Zやエミネム、ルーペ・フィアスコなどとのコラボレーション作品も残している。

2004年のJay-Zとのコラボレーションアルバム「コリジョン・コース(Collision Course)」の収録曲「ナム/アンコール(Numb/Encore)」は、2006年にグラミー賞を獲得した。

ベニントンさんは、フェニックスで警察官の息子として育った。11歳で両親が離婚。以降、マリファナやコカインなどに手を染め、薬物中毒に苦しんでいた。2011年のガーディアン誌へのインタビューでは、幼少時代に性的虐待を受けた過去を告白している。

20日は、奇しくもサウンド・ガーデンのシンガーソングライターで、今年の5月に自殺をはかったクリス・コーネル(Chris Cornell)さんの誕生日にあたる。親しい友人であったベニントンさんは、コーネルさんの葬儀でレナード・コーエン(Leonard Cohen)の曲「ハレルヤ(Hallejulah)」を歌い、捧げた。

リンキン・パークは、5月にニュー・アルバム「One More Light(ワン・モア・ライト)」を発表。アルバムはビルボードで一位を獲得。
ベニントンさんは、ジミー・キンメルの深夜番組「Jimmy Kimmel Live」では、クリス・コーネルさんに新曲「One More Light」を捧げた。

バンドメンバーのマイク・シノダ(Mike Shinoda)さんが、ツイッターでファンにベニントンさんの訃報を知らせた。


「ショックで胸が張り裂ける思いだが、事実だ。公式な発表が得られ次第、お知らせします。」

米ロックバンド、イマジン・ドラゴンズ (Imagine Dragons) 


「言葉も出てきません。本当に心が痛みます。チェスター・ベニントン、どうか安らかに。」

コロラドスプリングス出身のロックバンド、ワンリパブリック(OneRepublic)


「なんてことだ。リンキンパークのチェスター・ベニントンに、心よりご冥福をお祈りいたします。心が張り裂けそうだ。自殺は、この世にはびこっている悪魔だ。」

ジミー・キンメル(Jimmy Kimmel)


「チェスターさんは、私の番組に出てくれた中で、最もいい人の中の一人だった。彼の家族や友人たちのことを思うと心が張り裂けそうです。本当に惜しい人を亡くしました。」

ベニントンさんの死は、午前9時過ぎに発見され、通報された。偶然にも今朝(午前9:01)新たなミュージックビデオ「Talking To Myself」がリリースされた。

リンキンパークは、7月27日からワールド・ツアーをスタート。来週28日にはブリンク 182(Blink 182)とともに、ニューヨークのシティ・フィールドでのコンサートを開催することとなっていた。

8月4日(金)クリス・コーネルさんの12歳の娘、トニさんが朝の情報番組「Good Morning America」サマーコンサートのステージライブに登場。ロックバンド、ワンリパブリック(OneRepublic)と共に、チェスターさんとクリスさんを「ハレルヤ(Hallelujah)」で追悼した。

リンキンパーク NY地下鉄のゲリラライブ動画