アジア系マッサージ店銃撃事件捜査の保安官、人種差別Tシャツを販促していた

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ジョージア州チェロキー郡保安官事務所のジェイー・ベイカー氏が昨年、人種差別的な言葉がプリントされたTシャツの販売を促進していたことが分かった。

16日に発生したアジア系マッサージ店を狙った連続銃撃事件では、チェロキー郡とアトランタにある3店が標的とされた。ベイカー氏は、昨日の会見で、犯人の男にとっては「ついてない日だった」と述べ、批判を浴びていた。

事件では、6人のアジア系の女性を含む8人が死亡した。

ベイカー氏は、ロバート・アーロン・ロング容疑者は聴取に、人種偏見に基づくものではないと答える一方で、性依存症を抱えており、誘惑を取り除く必要があったと話していると発表した。

なお、アトランタ警察のロドニー・ブライアント署長は、捜査は初期段階で、憎悪犯罪かどうかは現段階で決定できないとしている。

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ベイカー氏は昨年3月から4月にかけて、複数回にわたって、コロナビールのロゴ風のデザインに「COVID 19 IMPORTED VIRUS FROM CHY-NA」とプリントされたTシャツの画像を自身のフェイスブックページに投稿。注文をするよう促していた。

 テレビドラマ「ティーン・ウルフ」のキラ・ユキムラ役で知られる女優のアーデン・チョーはツイッターで「事件の目撃者は、殺人者が”アジア人全員を殺してやる”と言ったのを聞いていた」と投稿。「警察はヘイトではなく、彼がついてなかっただけだといっているけど、そうじゃない。ジェイ・ベイカー、あなたもレイシストだから」と非難した。