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NYコロナ回復コンサート 大盛り上がりから一転、雷雨で中止に

ニューヨークのセントラルパークでは21日、新型コロナからの回復と経済再開を記念する大規模コンサート「We Love NYC: The Homecoming Concert」が開催されたが、コンサートの中盤で雷雨に見舞われ、中止を余儀なくされた。

イベントは、ブルース・スプリングスティーンやジェニファー・ハドソン、サンタナ、エルヴィス・コステロ、ポール・サイモン、ジャーニーなど名だたるスターをラインナップ。市の発表によると観客動員数は6万人で、一部の有料席を除き、無料で配布された。

翌日の午後にはハリケーン「アンリ」(Henri)の上陸が予想されており、知事による非常事態が出されていた。

【写真】開始から中止まで会場の様子

コンサートはワクチン接種済みの観客のみに限定された。午後3時にドアオープンした会場では、多くの人がブランケットを広げて、飲食を楽しむなど、リラックスした雰囲気となった。

友人同士で訪れた女性は「生涯にまたとないチャンスで、興奮している」と述べ、「ニューヨークは見事に復帰している。全米でも感染率が最も低い街で、誇らしく思う。みんなワクチンは絶対すべきよ」と述べた。さらに「東京は、本当に素晴らしい仕事をした。世界は感謝しています」と五輪について語った。
ブルース・スプリングスティーンが目当てだという夫婦は「コンサートは素晴らしいアイデアだと思う。何日もネットにアクセスして、ようやく予約できた」とチケットの入手が困難だったと明かした。

開始5分前、まるで照明が点灯したかのように、曇り空の隙間から太陽光が差し込んだ。会場では歓声が上がり、ボルテージが一気に上がる中、コンサートがスタート。

ヘッドライナーを務めたのはニューヨーク・フィルハーモニック。ガーシュウィンや「ニューヨーク・ニューヨーク」などニューヨーカーにお馴染みのメドレーで会場を盛り上げた。

続いてテノール歌手のアンドレア・ボチェッリや、ジェニファー・ハドソンが圧倒的な歌唱力を披露。サンタナやワイクリフ・ジョン、ロブ・トーマス、LL・クール・J、ジャーニー、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、ベイビーフェイス、ファット・ジョーらが迫力のパフォーマンスを行った。

▲民主党トップ、チャック・シューマー下院議員の姿も。支持者とダンスや記念撮影を行った。

盛り上がりが最高潮に達した午前8時頃、コンサートは突然、中断。バリー・マニロウのパフォーマンス中、「悪天候により、一時中断する」とアナウンスが流れ、音楽がストップ。すぐに会場から退避するよう求められた。

▲突然コンサートが中断し、呆然と立ち尽くす人や、後片付けを始める人々も
▲中断発表後まもなくして、稲妻が光り、雨が降り始めた

公園内の木の下や、建物の下で雨宿りをしながらコンサートの再開を待つ人々も多かったが、雨が一層激しくなったことで、徐々に帰宅し始めた。

恩恵を被ったのは、コンサートの「非公式グッズ」販売業者。雨が止むのを待つ人々に、半額でTシャツを販売。ほぼ完売していた。

当初、再開の可能性を示していたデブラシオ市長は、10時半過ぎ、正式に「中止」を発表した。

(photo:mashupNY)

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