米大手メディア、ツイッターのボイコットを1日で終了

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18日にツイッターのアカウントの使用を一時停止すると発表していた米テレビ局が20日、利用を再開したことが分かった。

CBNニュースの広報チームは20日朝、「セキュリティに関する懸念を評価」するために停止した後、ツイッターでの活動を再開すると発表。ただし「状況は引き続き、注視していく」と加えた。

同局は18日、夕方の番組「CBSイブニングニュース」の中で、「ツイッターの混乱」と題し、イーロン・マスク氏による大量解雇に関する問題を取り上げた。番組には、3年間勤務した後に解雇されたという元エンジニアが出演。マスク氏が率いるツイッターは「絶対的に恐怖や不確実性、不安のカルチャーだ」などと批判していた。

記者のジョナサン・ヴィグリオッティ氏は、ツイッター社の「不確実性の観点」から、ソーシャルメディアでの活動を一時停止すると宣言し、レポートを締め括った。

これまでに、ウーピー・ゴールドバーグやジジ・ハディッドらのセレブ、高級ブランドのバレンシアガ、ブロードウェイミュージカル専門メディアPlaybillなどが、マスク氏に抗議を示し、ツイッターのアカウントを削除すると発表している。ただし、主要なニュースメディアが停止を宣言するのは、CBSニュースが初めてだとして話題となっていた。

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利用再開の発表を受け、マスク氏は、手を口に当てた絵文字で反応した。

ユーザーからは「空港じゃあるまいし、いちいちアナウンスしなくていいのよ」「誰も気にしていない」「これまでで最短のボイコット!」「小っ恥ずかしい」「停止している間、ミスインフォメーションがなくて安全だった」などの皮肉めいたコメントが投稿されている。

なおCBSニュースがツイッターを停止している間、永久凍結されていたトランプ氏のアカウントが復活するという一大ニュースがあった。