こんなのイヤだ!カナダのパスポート、新デザインが物議

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パスポート カナダ
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カナダで公表されたパスポートの新デザインに、国民から反対の声が上がっている。

同国では、10年ごとにパスポートのデザインを更新しており、今回は偽造や改ざん防止などセキュリティ対策の強化に加え、表紙や見開きのページに変更が加えられた。

現行のパスポートの見開きには、「連邦結成の父祖」や、カナダの義足マラソンランナーで「英雄の父」として知られるテリー・フォックス氏、フランスにある戦没者の慰霊碑「ヴィミー・メモリアル」、カナダ太平洋鉄道の完成など、歴史的な著名人や出来事が描かれている。

新パスポートでは、表紙の国章にメープルの葉が加えられ、内側はカナダの広大な自然を楽しむ人々や動物がカラフルなイラストが描かれた。また、オンラインで更新の手続きが可能になるという。

CTVニュースによると、保守党のピエール・ポイリエーブル党首は、新デザインについて「カナダ人が誇る人々をなぜパスポートに残さないのか」と批判。国の重要な歴史を削除しようとするリベラル派の取り組みは、不適切だと主張した。

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同局がSNSで実施したアンケートでは、「No」と回答したユーザーが90%を超えたという。

SNSには「歴史の削除は焚書に等しい」「歴史を書き換えるウォーク的判断」「カナダのヘリテージに触れるな!」といった意見が投稿されている。

一方で、「重要なのはデザインではなく、セキュリティが強化されたこと。#保守派に投票するな」「これは単に旅券であり、歴史的な作品ではない。”興味なし”の選択肢を加えるべきだ」と指摘するユーザーも。

「大きすぎる」とクレーム

パスポートのサイズが、「大きすぎる」といったクレームも寄せられている。

あるユーザーは、フレイザー移民大臣が発表した新パスポートの特大パネルを添付し「とんでもない。デカすぎ。誰が許可したの?と投稿。ほかにも「ポケットに入らない」「パスポート XS Maxサイズ」「実用性ゼロ」「像用のパスポート?」「赤色じゃない」といった苦情(ジョーク)が相次いだ。

なおパスポートの色については、「これまで一度も赤であったことはない」といったツッコミも投稿されている。