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ブッシュ元大統領、ロムニー議員がトランプ氏不支持へ

ブッシュ(子)元大統領とミット・ロムニー上院議員(共和党 ユタ州)は、トランプ大統領の再選を支持しないとニューヨークタイムズが報じた。

ブッシュ氏の考えをよく知る人々の話では、元大統領はトランプ氏の再選を支持しておらず、弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は投票を決めかねているという。ロムニー議員は再び夫人の名を記入するか、他者に投票する考えであるほか、故ジョン・マケイン上院議員の妻、シンディ・マケイン氏は、バイデン前副大統領を支持することがほぼ確実だという。

またブッシュ政権で国務長官をつとめたコリン・パウエル氏は7日、CNNの番組「State of the Union」で、バイデン氏に投票すると公言した。

パウエル氏は、トランプ氏のジョージ・フロイド氏死亡事件の抗議デモに関する対応を非難。さらに反対するすべての人物を攻撃するトランプ氏について「民主主義とこの国にとって危険」と述べ「いま目にしているものは、私が知る中で最も大きな抗議運動だ。これはこの国が学んで、われわれはこれ以上我慢をしないということを示しているのだと思う」と語った。バイデン氏について「社会問題や政治問題について考えが近い」と述べ「彼に投票する」と語った。

パウエル氏の発言を受け、トランプ氏はツイッターでパウエル氏を「真の堅物」と呼び、「われわれをひどい中東戦争に導いた責任がある」と批判した。

これら共和党の有力人物はいずれも、2016年にトランプ氏を支持していないが、タイムズは、現職の自身の党の大統領に反対を投じる点で異なると指摘。保守派の判事の指名や減税、企業にやさしい規制といった政策の優先順位を危険にさらすことを意味するとしている。

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